こんにちは!家電太郎です!
皆さん楽しく家電選びできてますか?

電太郎くん聞いてよ!
お掃除ロボットが欲しいから旦那に相談してたんだけど、
そんな完全に掃除できない物よりスティック掃除機を買えっていうのよ!



人それぞれ掃除のスタイルには好き嫌いがあるもんね!
じゃあ今日は根本的な掃除機の選び方について説明していこうかな?



根本的?



そう!掃除機と言ってもたくさん種類があるからね!
今日はそれぞれの人に合った掃除機の探し方を解説していきます!
この記事はこんな方にオススメ↓↓
- 今使っている掃除機に不満がある。
- 掃除機を買いたいが掃除機の種類がたくさんありすぎて迷っている。
- 安いコードレスが欲しいけどどれが良いかわからない。
それでは詳しく見ていきましょう。
※この記事は約15分で読むことができます。
表で簡単判別!あなたにぴったりの掃除機はこれ!
掃除機比較 | キャニスター | スティック | ロボット |
---|---|---|---|
掃除の始め易さ | △ | 〇 | ◎ |
掃除時間 | △ | 〇 | ◎ |
広範囲の掃除 | ◎ | △ | 〇 |
ピンポイント掃除 | 〇 | ◎ | △ |
狭い部分の掃除 | 〇 | 〇 | △ |
高い部分の掃除 | 〇 | △ | × |
階段の掃除 | 〇 | 〇 | × |
車の掃除 | × | 〇 | × |
本体価格 | ◎ | 〇 | △ |



主要3種類の掃除機を表にしてみました!



ふむふむ。
今流行りのコードレスタイプが人気かと思いきや、
ロボットクリーナーって意外と△や×が多いのね。



流石に高い場所や階段の掃除は無理だよね。
ロボット1台で部屋の隅々まで完璧にこなすのは
もう少し先の未来の話かな?



もっと簡単に時分好みの掃除機を見つけられるツールとかないの?
- Q1
- 掃除が嫌い!できれば掃除したくない。



そんな声にお応えして作ってみました!
※あくまで、おおまかな診断になりますので実際に購入する際は上記の内容をしっかり読んで判断してください。
掃除機はそれぞれ得意分野が違う為、一概に「この掃除機が最強!」と言えないのが掃除機の面白い所です。
多くの方が複数台を組み合わせて使う事で充実したお掃除ライフを送っています。
では実際にどういう方に向いている掃除機なのかカテゴリ毎に見てみましょう。
キャニスター掃除機


- これぞ、THE掃除機。
- 馴染みのあるボディで使いやすい。
- 片づけるのも邪魔で、出すのも面倒。
昨今、否定的なコメントが多めのキャニスター掃除機ですがまだまだ現役の万能機です。
片付けるのも出してくるのも面倒と言われてしまうとそれまでですが
彼に掃除ができない場所は「コンセントがない場所」くらいです。
これだけ万能なのに価格は安価な物が多く2万円前後で十分な性能の掃除機が買えます。
方式もサイクロン、紙パックのどちらも豊富で好きな物を選びやすいです。
特にスティックやロボットで採用されにくい紙パック式を選択できるメリットは大きく
根強い紙パックファンのユーザーからは絶大な支持を得ています。
小ネタをはさむと、メーカー非推奨ですが「ふとん圧縮袋」が使えるのも
実はこのキャニスタータイプの強みです。(ダイソン等不可)
※モーターが悪くなるので出来れば専用の圧縮ポンプを使いましょう。
キャニスター掃除機については以下ページで詳細を記載しています。


スティック掃除機


- オシャレなモデルが多くリビングに出していても映える。
- 吸引力も強くなり、バッテリーの持ちも良くなったので1台でどこでも掃除できる。
- アタッチメント次第で車やふとん用にもなる超オールラウンダー。
現代の人気No.1モデルがこのスティック掃除機です。
ダイソンを筆頭にスティック人気は衰えることを知りません。
なんと言っても充電さえしておけば掃除出来ない場所はほぼ0。
広いおうちを一気に掃除しようと考えない限り困ることはほとんどないでしょう。
ただキャニスターと比べると少し重たいのがネックです。
キャニスターは本体は重たいですがハンドル~ヘッド部分は軽量になっています。
長時間の掃除やエアコンなどの高い場所を掃除する際、スティックは少し大変かもしれません。
万能ではありませんが種類が多いのもスティックの魅力です。
パワーや持ち時間が少し落ちる代わりに軽くなった軽量タイプもあるので
そちらも視野に入れると良いかもしれません。
今やスティック2本持ちはめずらしい風景ではなくなってきました。
使用用途に合ったモデルを買うようにしましょう。
以下のページでより詳しく解説しています。


ロボット掃除機


- 掃除時間は0。
- 作業時間はダストカップのゴミ捨てのみ。
- 上位モデルになる程賢く、5部屋以上のお部屋もしっかり覚える。
時代の最先端はやはりこのロボット掃除機です。
できない場所はまだまだありますが掃除を勝手にしてくれるという点は唯一にして最強のメリットでしょう。



床を6~7割綺麗にしてくれればいいかな。
どうせ運転スイッチを押すだけだから毎日すれば昨日できなかった部分を今日してくれるかもしれないし。
このくらいで期待をしている方には「毎日の自由時間プレゼント」という絶大な効果を発揮してくれます。
ただし価格が可愛くないのもデメリットの一つです。
ある程度の性能を持ったロボットで約5万円、
賢く全ての部屋を掃除してくれたり、お手入れも数か月に1回で良いモデルになると10万前後や、それ以上になってきます。
掃除にかかる時間はやっぱり無駄な時間と考える方は多いです。
この時間を他の時間に充てたいという方には費用対効果はバッチリですので購入をオススメします。
また、業界最大手のiRobot「ルンバ」に関しては最新モデルであるj7のレビュー記事を書いています。
こちらで詳しく解説しているのでぜひ読んでみてください↓↓


その他の掃除機
その他にも掃除機と分別される物はたくさんあります。
- ハンディ掃除機
- ふとん掃除機
- 窓ふきロボット
- スチームクリーナー
- クイックルワイパー
- ほうき
- 雑巾



キリがないね!



ちょっと量が多いので今回は割愛させて貰うよ。
ハンディはスティックと被る部分があるし、
ほうきや雑巾に関してはおばあちゃんに聞いた方が詳しいよ!



窓ふきロボットは少し気になったな・・・



そのうち必ず記事にするので楽しみに待っててほしいよ!
ここを見るべき!掃除機の機能一覧
ここからは実際に比較する時に見た方が良いポイントをご紹介します。
世間の評判だけに流されて買うと購入後の後悔に繋がりかねません。
自分に合ったものをチェックしていきましょう。
パワー


まずは「パワー」です。
吸引力とも言いますが総合的な力を含めて今回は「パワー」と言わせていただきます。



中〇き〇にくんを意識してる訳じゃないよ!
純粋にモーターの力がどれだけあるかの指標になりますが、
めんどくさい事に掃除機の種類によって表記が違います。
キャニスターや国内メーカーの多くは「吸込み仕事率(W)」と表記してある事が多いですが
スティックやロボット、また海外メーカーにはこの表記がありません。
これは吸込み仕事率が「JIS規格」にのっとっているからです。



JIS規格?



日本産業企画の事をJIS規格と呼ぶよ!
「日本国内で定められた基準」と言われると聞こえは良いですが
掃除機の吸引力に関しては海外メーカーの基準の方が信用できそうです。



土足文化の海外の方が吸引力は必要になるからね!
では海外の掃除機メーカーは何を意識しているか?
大手掃除機メーカーのダイソンは一つの指標として「ダストピックアップ率」という言葉を使っています。
同じくスウェーデンの大手メーカー、エレクトロラックスも「ゴミ除去率」という言葉を使っていますが内容は一緒です。



だ、ダストピックアップ率???
簡単に説明をすると
- 吸込み仕事率:本体その物のパワー
- ダストピックアップ率:パワーと本体形状、ブラシ形状を含めた全体でのゴミ除去率
という事です。
ヘッドが付いた状態でフローリング上のゴミをどれだけ減らせるかがダストピックアップ率の内容になります。
海外メーカーは本体のパワーはそこまで強くないけど“本体の構造”や“ヘッドの作り”で
ダストピックアップ率を上げていたという事です。



Hi、日本の皆サン!
これからはゴミ除去率をしっかり見ましょうネ!



なんじゃと?!
わしら日本メーカーの方が吸込み仕事率は高いんじゃい!



つまり各メーカーはこんな争いをしていたという事になるね!
どちらが正解かと言われると難しいですが
使用法としては、やはり通常ヘッドを取り付けてフローリングを掃除する事が一般的な使用法だと思います。
逆に通常ヘッドを外してホース、もしくはアタッチメントからゴミを吸いたい場合は吸込み仕事率が重要になってきます。
国内メーカーがこぞって、本体の吸引力で「ボーリングの玉」や「水の入ったペットボトル」を吸い上げて



どうや?すごいやろ?
とアピールしている理由がわかったのではないでしょうか?
この2つの表記が一体何を表しているかしっかり理解する事で、
本当に欲しかった家電へ一歩近づけるんじゃないかなと思います。
余談ですが、たまに掃除機売り場で玄人っぽいノリでヘッドを外して直接ホースの吸引力を確認する人がいますが
・・・汚いだけなのでやめた方が良いです。



量販店って実は結構汚いんだ・・・。
判断ポイント
- 吸込み仕事率は国内基準。同ジャンル内で決める時には役に立つ。
- ダストピックアップ率は世界基準。実際にフローリングを想定されているのはこっち。
- 迷ったら国内<国外の方がゴミ全体の除去率が高いモデルが多い。
サイクロンvs紙パック
この2点もよく論争の渦中にいる方達ですね!
気になる吸塵方式ですがいったいどちらが優れているのでしょうか?



ダイソンがよく吸うからサイクロン方式の方がすごいんでしょ?
という方はもう一度上の「パワー」の内容を読み返してみてください。



ダイソンは「よく吸う」のではなく
「よくゴミを取る」だよ!
回りくどいことは辞めて結論から行きましょう。
実はこの2方式で、どちらがよく吸うかと聞かれると・・・
「紙パック方式」なんです。



えーーーーー!!!!?



誤解がないように言っておくと
「新品の状態なら」という前置きが必要になるよ!
要は紙パックの中が空の状態なら紙パック式の方が吸引力はあります。
しかし、紙パックを毎日入れ替える人なんていませんよね?



うちの掃除機、前に紙パック捨てたのいつだったかしら?
なんて方も多いと思います。
それに対してサイクロン方式は毎回、もしくは少しさぼっても2,3回に1回はゴミを捨てると思います。
なので吸引力が下がらない状態を維持しているのがサイクロン方式になります。
つまり、最初はパワー10の力で吸引するけど、徐々に4,5くらいまで下がっていく紙パック方式と
常にパワー7,8あたりで維持するサイクロン方式のどちらが良いかという事です。



極論を言うと毎回紙パックを入れ替えていれば
吸引力最強は紙パックだね!



コストがかかるからオススメしないけどね・・・
吸引力については決着がつきましたが、ゴミの捨て方も論争になるポイントです。
ゴミの中が見たくない、ゴミを触りたくないという方は紙パックの方が良いと思います。
サイクロン方式だとやはりダストカップの手入れまで必要になるのが欠点なのは間違いないです。



ダイソン派の一員だけど
ここだけはオススメできないなー。
ヘッド
パワーでも少し話題に上がりましたが
掃除機の床に設置する部分の事をヘッドと言います。
このヘッドにも性能差が出てくるのでちゃんと見ましょう。



そんなに良いの買わないし、
安いの買うつもりだからなんでも一緒でしょ。
これは大間違いです。
ヘッドを大きく分けるとこの4種類になります。
- ブラシなし
- エアーブラシ
- パワーブラシ
- 自走式ブラシ
ブラシなしはその名の通りブラシが付いていません。



そんな掃除機あるの?!



通販でお馴染みのマキタにはブラシはついてないよ!
エアーブラシになるとようやく一般的なブラシが付いてきますが
「掃除機の吸引力」だけで回っているだけなので効果は薄いです。



ならマキタでいいかー。
問題はここから。
パワーブラシになると専用モーターが付いているのでしっかりとゴミをかき取れるようになります。
カーペットのゴミは絡みこんでいるのでブラシの力がないと吸引力だけでは取ることが出来ません。
よりカーペット重視にしたい場合は自走式ブラシにする事をオススメします。
モーターの力でヘッドがぐいぐい進むくらい強力なブラシになります。
よく売り場でたまに見かけるのが12000円の掃除機と14000円の掃除機でぱっと見変わらないけど
安い方はエアーブラシだけど、高い方はパワーブラシになっていたりします。
2000円の差でパワーブラシになるなら絶対にしておいた方が良いです。断言します。



なるほどねー。
じゃあダイソンはぐいぐい進まないからパワーブラシってこと?



すごい所に気がついたね!



実はダイソンは地面にピッタリと吸着するような構造になっているのでモーターの力じゃ進まないんだよ!



さっき聞いたダストピックアップ率を高める為?



そのとおり!
ちなみに、スイッチを入れた状態で数ミリ本体を持ち上げるとダイソンも自分の力で前に進みだすよ!



つまりモーターの性能は自走式レベルまで達してるという事だね!
バッテリー
スティックやロボットを購入する場合、バッテリーも大事なポイントになってきます。
バッテリーの注目すべきポイントは以下の3つです。
- 電圧(V)
- 容量(mAh)
- 使用可能回数
- 取り換え可能



あーわかんない。理科嫌いだもん。



あきらめないで!簡単に説明するから!



電圧はパワー!どれだけパワーが強いかわかるよ!
メインで使う掃除機ならパワーが大事!



さっき聞いたやつだ!
パワー!
容量は1回の充電でどれだけバッテリーが持つかを見る基準になります。
一度の充電で1時間持つ機種もあれば20分しか持たない機種もあります。
広い部屋を掃除する方はしっかり見ておきましょう。
また、あまり見られることがないし表記されている事が少ないですが
バッテリーの使用可能回数も見ておいた方が良いです。
一つの基準としてダイソンが約1200回と言っているので
毎日の使用で約4年経つ前に交換時期が来ることになります。
耐用年数までに1度は交換する事になると思うので交換方法だけは確認しておきましょう。
個人での交換が不可能な場合、メーカーに修理依頼を出さないといけなくなるので面倒です。



その間掃除ができないのは嫌ねぇ。
使用可能回数は各メーカーかなり差があり、最大2000回使えるというメーカーもあれば
数百回というメーカーもあるので気を付けましょう。



そんなの下手したら1年で切れちゃうじゃない!
保証が効くんじゃないの?





効かないんだなぁ。
実例から選ぶ!掃除機の選び方
それではいつもの3人を例にオススメ掃除機を見ていきましょう!
-2人暮らし2LDKマンション暮らし- A子さんの場合



やっぱりロボットが欲しい!
何が何でも旦那を黙らせたい!



まだ怒ってたんだ・・・。
でも実際にA子さんの間取りを考えるとロボットはアリかな?
A子さんのお宅の場合、
高性能ロボット掃除機
があればしっかりお掃除はこなしてくれそうです。
ただ車も所有していて、エアコンもお掃除したいという事なら
一緒に安価なハンディかスティッククリーナーを一本持っておくと安心でしょう。
組み合わせとしてはルンバj7+とシャープのラクティブエアーだと
全部屋をルンバがしっかり掃除してくれつつ、超軽量スティックでストレスなく補助清掃ができると思います。




-4人暮らし2階建て一戸建て- B子さんの場合



2階のお掃除もしないといけないから手間なのよねー。
しかもうち、室内犬を飼ってるから毛がすごいの。



これは手強いなー!
ペットの毛はなかなか取れないんだよね!
そんなB子さんにオススメなのは
キャニスター+スティック
なんてどうでしょうか。
頑固なペットの毛もハイパワーで吸い取れるキャニスターは必須と思われますが
2階まで持って上がるのは面倒だと思うのでスティックタイプを置いておきたいですね!
ペットがいるおうちのキャニスターと言えばやっぱりミーレの掃除機がオススメです。
スティックの方は軽量モデルにしても良いのですが
わんちゃんが2階にも行ってしまう場合はダイソンの方が良いかもしれません。
ダイレクトドライブクリーナーヘッド付きモデルならペットにも比較的対応しやすいです。
-1人暮らし1Kマンション暮らし- C子ちゃんの場合



掃除はしたくありません♡



わかってます♡
掃除がしたくないC子ちゃんにはロボット掃除機しか勧める物がないのですが
一番安いモデルで良いので一緒にマキタの掃除機を購入するのをオススメします。



ロボットがあるなら多分使わないよ?



もしもの話だけど、
C子ちゃんの家にゴキブリや大きい虫が出てきたらどうする?



殺虫剤!!!



その虫をやっつけた後はティッシュで包んでポイだよね?



・・・いや、触りたくない。



ならマキタの掃除機で吸っておけば
紙パックを捨てれば良いだけだし、コンパクトだから邪魔にならないよ?



買っとく!!
一人暮らしにしては金銭的に高くなってしまいそうですが、
1Kの部屋ならルンバを安いモデルにしても大丈夫なので、マキタを合わせて買う方がコスパ〇です。



ちゃんと掃除をする人ならマキタだけで十分だよ!笑
まとめ
以上が掃除機の選び方の記事となります。
今回の記事をまとめるとこういう事になります。
- キャニスターは万能タイプ。面倒だけど困ることが少ない。
- スティックは生活に合わせて最適な物を選べる。
- ロボットは床掃除のみだけど利便性◎。忙しい人の家事をお手伝い。
- 今は掃除機2台持ちも当たり前の時代。より自分に合った選択を。
以上が掃除機の選び方のコツでした。
皆さんは自分好みの掃除機を見つけることはできたでしょうか?
今後も少しでも皆さんのお役に立てればと思っております。
それでは