こんにちは!家電太郎(@ie-dentaro)です!
家電量販店を2社(計8年)渡り歩いてきた元家電量販店員の白物家電ブロガーです。
皆さん楽しく家電選びできていますか?
2年前に買ったばかりの掃除機がもう壊れちゃったの。
そんなに安い物を買ったつもりはなかったのにショック…。
2年は早いねぇ!
何か原因があるかもしれないし一つずつ探っていこう!
ここ10年で見た目も機能もどんどん様変わりしていく掃除機。
便利なスティック掃除機やロボット掃除機など、いわゆるコードレスタイプの掃除機が現在の主流になっています。
ただ、昔使っていたキャニスター掃除機と比べて早い段階で不調になってしまったり、壊れてしまったりする事もあるようです。
いったい何が原因なのか。どういった対策法があるのか。詳しく解説していきましょう。
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コードレス掃除機の寿命
形あるものである限り必ず寿命があるように、家電にも寿命があります。
家電では一概に耐用年数と呼ばれる事が多いですが、ここでおおよその壊れやすさを判断する事が出来ます。
掃除機の耐用年数は約5〜7年
家電って10年くらいもつものじゃないの?
掃除機の耐用年数は約5~7年程度と言われています。
これは白物家電の中ではトップクラスの壊れやすさで、一番壊れやすい白物家電は何か?と聞かれると「掃除機」か「洗濯機」と回答する方が多いと思います。
動作する部分が多いので壊れやすい
掃除機と洗濯機。この2点が共通して壊れやすい理由はモーターにあります。
えー?モーターなんていろんな家電で使ってるじゃない!
扇風機なんて10年以上壊れてないよ!
仰る通り、ただモーターが付いているから壊れやすいというわけではありません。
この2点が壊れやすいのは高速で回っているモーターに「抵抗となる物質が働いている」から壊れやすいのです。
何を言ってるのかさっぱりわからん。
例えば洗濯機のモーターが回っている時、中では水を貯めた槽が回転しています。さらにその水の中には衣類まで入っていますよね。
これらが抵抗となっているので、ただ回すだけじゃなくモーターに負荷がかかっている状態になるという事です。
掃除機の本体モーターもゴミを吸い上げる程の強力な回転をさせています。さらに本体だけでなく掃除機にはヘッドブラシにもモーターが入っています。
ヘッドブラシは実際のゴミをかき集めているので当然負荷はかかります。本体よりも小型のモーターで大小様々なゴミに干渉するので、より壊れやすい場所はこのヘッドモーターです。
確かに昔使ってたキャニスター掃除機はヘッドが壊れて回ってなかったな。
本体は動くからそのまま使ってたけど。
ですよねー。
使えちゃうからそのまま使っちゃう事が多いけど、ブラシが回ってないからゴミが吸えてない事が多いよ!
コードレス掃除機が早く壊れる理由
そういえばD子さんは掃除機のどこが壊れちゃったの?
電源は付くんだけどね。
3分もしないうちに電源が切れちゃうの。
従来のキャニスター掃除機と比べると部品も増えており、故障個所も増えているコードレス掃除機ですが、場所によっては修理が簡単な部分もあります。
本体を買う事と比べると費用面も抑えられることが多いので、まずはこちらから実践してみましょう。
バッテリーの消耗
電源がすぐに切れてしまう場合はバッテリー(電池)の消耗が考えられます。
機種によってバッテリーの使用可能回数には差がありますが、平均的なバッテリーの寿命は約2~4年程度です。
細かく言うとバッテリーの寿命は年数ではなく充電→放電の可能回数が決まっています。
ダイソンの主要機種等は約1,000回前後が寿命と言われているので毎日使用した場合約3年間使用できると言う計算になります。
500回程度で寿命が来てしまう機種もあれば1500回近く使える機種もある為、一概に何年とは言えませんが1日に2回掃除機をかけるご自宅の場合は2年以内に消耗してしまう可能性も大いに考えられます。
国内メーカーの掃除機であれば極端に短いバッテリーはありません。逆に海外メーカーでは500回で寿命が来る物もあるので、迷ったときは信頼できる国内メーカーを選ぶのも手です。
使用可能回数は公表していないメーカーがほとんどなので選ぶのが非常に難しいのですが、「三菱電機」と「シャープ」の2社はしっかり発表しているのでこういった時の安心感は格別です。
また、バッテリーには2種類あり、リチウムイオンバッテリーとニッケル水素バッテリーのどちらかを使っています。ですが最近のコードレス掃除機はほとんどがリチウムバッテリーを使用しています。
リチウムバッテリーは非常に性能の良いバッテリーですが、寒さに弱いのでなるべくリビング等の暖かい部屋に置いておくのが長持ちの秘訣です。
一方、ニッケルバッテリーは使用していく度に容量がだんだん減ってしまう性質があるので数ヶ月に1回バッテリーをすべて使い切って空にするリフレッシュ作業をしてあげると良いでしょう。
ヘッドの劣化
冒頭でもお話ししたように掃除機はヘッド部分が一番劣化しやすいです。
とは言ってもちゃんとお手入れをしていればバッテリーのように2,3年で消耗してしまう事はないので、髪の毛が絡まったらちゃんと取り除く。大量のごみが付着したらさっと水洗いしておく。といった対策をするようにしましょう。
ヘッド部分はモーターが内蔵されている為、交換の際の部品代も高く修理に戸惑う方は多いです。(相場:数万円)
一つの目安として3,4年以内なら修理、それ以上経っているなら買替えと考えても良いでしょう。
ダイソン等の人気商品はネットで互換商品も出回っていますが、モーターがうまく作動しなかったり不具合を起こす可能性もあります。なるべく純正品を使うようにしましょう。
本体モーターの損傷
電源が全く入らなくなった、焦げた臭いや硫黄臭がする場合は本体のモーターが焼けてしまっている可能性が高いです。
これぞまさに掃除機の寿命です。修理検討よりも買替えの検討をするようにしましょう。
こういった不調が5年以内に起こってしまうのは考えにくいですが全くの0とも言えないのが家電あるあるです。
特に故障率の高い掃除機は延長保証が優秀な店舗で購入したいものです。
壊れにくいコードレス掃除機
本格的に壊れてしまい買替えを検討している方もいると思います。ですが、できれば同じ過ちは繰り返したくないですよね。
ここからは各部品毎に壊れにくい掃除機をご紹介したいと思います。
故障する原因を挙げて、その原因に対策を打っている商品を論理的に紹介します。
バッテリーが消耗しにくい掃除機
バッテリー問題はどのコードレス掃除機にも起こりうる現象ですが劣化の原因として挙げられるのが「連続した放充電」です。
この点を回避しやすいコードレス掃除機はシャープのラクティブエアです。
ラクティブエアは連続した放充電を繰り返さない為にバッテリーの着脱が簡易的になっています。
バッテリーを2台所有することによって交互に使用する事ができ、「1つのバッテリーを酷使しない」「2回分使えるので長時間使用できる」といったメリットがあります。
また、寒い場所だと十分な力が発揮できないリチウムイオンバッテリーですが、シャープは専用の充電台を使用するので人が集まるリビング等に置いておけます。
バッテリーが冷え切らないので冬場でもしっかり使いたい方にはオススメなバッテリーに特化した機種になります。
ヘッドが劣化しにくい掃除機
ヘッドの劣化しにくさは非常に評価しにくい点ですが、ゴミの絡まる頻度が多い掃除機はそれだけヘッドモーターに負荷がかかっているという事になります。
つまりゴミの絡まりにくい掃除機を探すと、おのずとヘッドが壊れにくい掃除機にたどり着くという事になります。
ゴミの絡まりにくさで比較すると、ダイソンより右に出るものはありません。
まず、ダイソンは本体モーターも強く「吸引力が持続する」事を一番の売りにしています。それに加えFluffyという特殊なヘッドを搭載しているのでヘッドブラシにゴミが絡まる可能性が限りなく低いです。
非常に柔らかい毛で覆われた特殊なヘッドなので細かい粉状のゴミやホコリの掃除が得意なのが特徴。ローラーサイズが普通の掃除機より大きいので髪の毛が絡まりにくく、よっぽどのことがない限りヘッドに絡まることはありません。
電太郎自身も長年ダイソンを使っているので自信を持ってお勧めします。
総合評価で壊れにくい掃除機
ならバッテリー面も優秀で、ヘッドも劣化しにくい掃除機を教えてよ。
なんて贅沢な!
そんな掃除機あるわけ…!
結論から言うとダイソンです。
本体とヘッドの強さもさることながらバッテリーだって他メーカーに負けていません。
エコ運転でもしっかり吸ってくれるダイソンは標準モデルと言われているデジタルスリム以上なら30~40分持続させることが出来る程にバッテリーが大容量になっています。
その上、現行モデルはシャープ同様バッテリー交換がワンタッチでできるようになっています。
電池を2個使用すれば、戸建ての方でも家中お掃除できるほどに長持ちもしますし、毎日交互に使用すればバッテリーの寿命も延びます。
今すでにダイソンをお使いの方も、バッテリーを交換するだけで使用時間の改善に繋がります。買替えるのは流石にもったいないという方はぜひ試してみてください。
あまりに高価すぎる掃除機を買っても壊れた時のショックは大きいものです。
10万円を超えないデジタルスリムでも十分な性能は持っているので、壊れてもショックが少ない機種を選ぶのも一つの手だと思います。
\人と差が付く!ダイソン公式限定カラー登場/
まとめ
以上がコードレス掃除機の寿命に関する記事でした。
要点としてはこちら↓↓
- 掃除機は白物家電の中でトップの故障率。
- 故障しやすいのは「バッテリー」と「ヘッドモーター」。
- 10万円を超える高級クリーナーを避けるのも吉。
掃除機購入で機種選びに悩んでいるという方は下記記事も参考にしてみてください。
皆さんがより良い家電と出会えますように。
それでは。