こんにちは!家電太郎(@ie-dentaro)です!
家電量販店を2社(計8年)渡り歩いてきた元家電量販店員の白物家電ブロガーです。
皆さん楽しく家電選びできていますか?

最近、ロボット掃除機は性能が良くなったって聞くけどどこまで信用しても良いのかしら?



せっかくロボット掃除機を買うなら隅々までしっかり掃除してほしいよね!
今日はそんな方の為にハイスペック機種をご紹介したいと思います。
ルンバ j7


あのiRobot社から待望の新商品の登場です!
ここだけの話、実を言うと電太郎は「ロボットクリーナー否定派」の人間なんです。
理由としては
- マッピング機能付きでも清掃度合は全体の8割。
- お掃除をしてくれると言っても本当の意味で全自動ではない。
- 賢さの代名詞のルンバも清掃中は激しくぶつかるので家具や壁が傷だらけに。



隅々まで自分で掃除できるスティック派かな!
好きな掃除機はやっぱりダイソン!
量販店員時代も掃除機担当として数々のロボットクリーナーを売ってきましたが
本気でオススメ!と言えるロボットは皆無でした。
そんな電太郎が一体なぜオススメする気になったのか?
今回はいきさつから説明していきましょう。




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基本性能
さて、冒頭でも話した通り
電太郎はロボットクリーナー否定派です。
妥協点でマッピングが優秀なルンバのマッピングモデルなら使ってもいいかな?と感じる程度です。
※マッピングモデル:カメラや赤外線で空間を把握し部屋の構造をマップ化できる機能
ですがルンバのデメリットの一つとして
障害物や壁への当たりが強いという欠点がありました。
壁や椅子の足に細かい傷を付けてしまう事も多く僕がアンチロボット派である一番の原因でした。
しかし量販店員時代晩年のある日、衝撃的な商品が発売したのです。
それがエレクトロラックスの「pure i9」です。


業界初のフロントカメラでなんと
「障害物を避けながら掃除をしてくれる」
という常識外れの動きをしてくれました。
これには電太郎も脱帽。



とうとうロボット掃除機を買う時が来たか。
と決心を決めかけた頃に同僚がある事に気が付いてしまいます。



なんかi9、ホームに戻るの早くない?
確かに早い。ルンバやルーロと比べるとダントツで一番最初にホームに戻ってきます。



いや!それだけ正確にマッピングしてるのかも!
僕はi9を信じてる!
実際に広い場所で掃除をさせてみると・・・
行ってない場所をたくさん残しながらホームに帰ってくるi9・・・。
欠点はマッピングでしたー!!
実に惜しい。
フロントカメラでしっかり障害物を避けながら、尚且つ最高峰のマッピングを実現してくれる商品があれば、、、



あればなー。



出たで。



・・・!!
ここまでが電太郎ロボット掃除機デビューへの道のりでした。
他のルンバとの比較
ルンバには全部で5モデル現行機種があります。
- s9 (吸引力、すみっこ掃除性能抜群の長男)
- j7 (今回ご紹介の頭脳派な次男)
- i3 (カメラはないけど、なかなかやる三男)
- i2 (四男。三男と性能はほとんど同等なのに安く買えるデキる子)
- 600シリーズ (10年前から大きく変わってない末っ子)



ルンバ5兄弟を大雑把にご紹介!



今回のj7より上のモデルもあるのね!
ルンバ s9+


一番上の長男が「s9+」です。
彼は最強クラスの吸引力とすみっこに強いという強みがあります。



いわばロボクリ界のダイソンだね!



じゃあs9はもっとすごいって事ね!
今までは最高峰に良かったのですが後から発売のj7にフロントカメラが付いたことにより
賢さはs9<j7になってしまいました。
製品名 | ![]() ![]() ルンバs9+ | ![]() ![]() ルンバj7+ |
吸引力 | 600シリーズの約40倍 | 600シリーズの約10倍 |
形状 | U字型 | 丸型 |
幅 | 31.2cm | 33.9cm |
高さ | 8.9cm | 8.7cm |
重量 | 約4.0kg | 約3.4kg |
カメラ位置 | 上部カメラ | 前方カメラ |



天井の形だけ見て手探りで掃除する人と
ちゃんと前見て掃除機かける人、どっちに任せたい?



圧倒的に後者!
s9と比べると吸引力は落ちますがj7の吸引力も
- 3年前の最上位モデルと同じレベル
- 600シリーズ(エントリーモデル)と比べると10倍の吸引力はある
- そもそも日本の掃除機よりは吸う
という点を考えたら吸引力に問題がないことがわかります。



s9はオーバースペック気味なのね!
どんな人が使うの?
やっぱりD字型で隅々まで掃除できるのは魅力的です。
元々コーボルトというドイツの家電メーカーが
何年も前から、このD字型のロボットクリーナーを作っていたので信頼性はあります。
吸引力についてはカーペット等のゴミが取り除きにくい状況になる程、s9は活躍します。
元々、ルンバが土足文化の海外基準で作られているのでそこまでいらない方も多いと思います。
やはり、s9より安価に買う事が出来るj7の方が現状の日本では買う意味が高くなりそうです。
また下記で説明しますがクリーンベース搭載モデルのみなので正しくはs9+という品番になります。


ルンバ i7


こちらが純粋なj7の従来モデルになります。
上部にカメラも搭載されている3年前までの最上位クラスになります。(当時のクラス名は900シリーズ)
誤解のないように言っておきますがこのモデルで既にハイスペックなロボットクリーナーである事は間違いありません。
新旧モデルの相違点のみを表にまとめてみると
カメラの位置だけでなくサイズも少し小さくなっている事がわかりますね。
より狭い位置、低いベッドの中まで入れるようになったようです。
そして今回のメインの変更点であるフロントカメラ。
障害物にもしっかり対応できるルンバ、スペックを見るだけでもウキウキしてきますね。
もちろん、ここまでの性能が必要ないと言う方は従来モデルで十分です。価格が安いi7を買うのも手でしょう。


ルンバ i3


一つ下のランクのi3からはカメラが外れてしまい、知能面はガクッと落ちてしまいます。



天井どころか目隠しして掃除してるイメージだね!
新旧比較表 | ![]() ![]() ルンバ j7 | ![]() ![]() ルンバ i3 |
カメラ | 前方カメラ | なし |
幅 | 33.9cm | 34.2cm |
高さ | 8.7cm | 9.2cm |
重量 | 約3.4kg | 約3.2kg |
対応できる部屋数 | 5部屋以上 | ~4部屋まで |
自動充電&自動再開 | 可能(スマート充電) | 可能 |
ですがそこは世界のルンバ、カメラなしの他機種の中で比較するとトップクラスに賢いです。
規則正しい雑巾がけのようなパターンで清掃してくれるのでランダムな動きをする他社と差が出てくるんですね。
下手な日本製モデルを買うくらいならルンバのi3の方が満足度は高いでしょう。
また、s9~i3のルンバにはプラスモデルというバリエーションがあります。
品番の後に+が付いており、違いとしては充電用のホームベースがクリーンベースという仕様になっています。



クリーンベース??
このクリーンベースは充電ベースに紙パックが装備されており、
ルンバがホームに戻ってくると自動的にゴミを紙パックに吸い取ってくれるという優れものです。
この紙パックは最大約60日分のゴミを溜めておく事ができるので
毎日勝手に掃除をしてくれる上に、ゴミ捨てをするのは実質2ヶ月に1回で良いというハイパフォーマンスを実現できる商品の中では最安値モデルでもあります。
本体価格10万円もするロボットクリーナーは買えないけど
なるべく普段の手間を減らしたいという方にオススメな商品がi3+です。


ルンバ i2


新旧比較表 | ![]() ![]() ルンバ j7 | ![]() ![]() ルンバ i2 | ![]() ![]() ルンバ e5 |
クリーンベース | 対応 | 対応(公式HP限定モデル) | 非対応 |
幅 | 33.9cm | 34.2cm | 35.1cm |
高さ | 8.7cm | 9.2cm | 9.2cm |
重量 | 約3.4kg | 約3.2kg | 約4.0kg |
対応できる部屋数 | 5部屋以上 | 3~4部屋 | ~2部屋まで |
吸引力 | 600シリーズの10倍 | 600シリーズの10倍 | 600シリーズの5倍 |
i3の一つ下のモデルには長年e5という商品が君臨していました。
価格は最安ランクの600シリーズと同価格にして性能は近年のロボット掃除機の性能に合わせたコスパの良いモデルでした。
2022年7月、そんなe5がとうとうモデルチェンジを迎えi2としてリニューアルしたのです。
非対応だったクリーンベースにも対応できるようになり、これでルンバの主要モデルは全てにクリーンベースが対応可という事になります。
何と言ってもこの機種の凄さはi3とほとんど遜色がないことです。
違いは「部屋を指定して清掃」ができないだけ。



急ぎで寝室だけ掃除してほしい!
って時だけはi3に軍配が上がるよ!
これからルンバを購入する方はぶっちゃけj7かi2のほぼ2択になるでしょう。
i3と600シリーズという選択肢はほとんどなくなります。
この機種が実質的なエントリーモデルになりますが、エントリーにしては性能が良すぎるのでiRobotのシェア率はまだまだ伸びそうですね。
ロボットクリーナーがどんなものかわかっていないのでとりあえず使ってみたい方、
また誰かにプレゼントするのにちょうど良いモデルになります。



10万もするロボットクリーナーをプレゼントされても
お返しに困るしねー。



お掃除面倒だし、
私のバイト代で買えちゃいそうだから買っちゃおうかな?
発売したばかりですが既にiRobot自身が楽天市場にてお得なセールが行っています。
どこで購入しても均一価格39,800円のi2ですが、まさかの公式が高額ポイント付きで販売しています。
お買い物マラソン中であれば更に高額ポイント付与のチャンスがあります。
めったに訪れないチャンスなのでルンバが気になっていたと言う方は今すぐチェックしておきましょう!


ルンバ 600シリーズ
Amazonやコストコ、ジャパネット等限定で販売されているエントリーモデルという位置付けの商品です。
i3から600シリーズまで下がると吸引力が1/10、ゴムブラシも旧式の毛ブラシ、
さらにダストボックスの水洗いはできなくなるので手入れが一気に面倒になります。
「まだルンバを使ったことがない方へ」と銘打った商品ではありますが
この商品、約10年前から見た目以外何の変化もしていない商品になります。



今から何万円も出して10年前の機種を買うって事?
時代遅れじゃない??
価格も大幅に変わるわけではないので悪いことは言わないのでi3を買っておきましょう。
最安値はAmazonで買うと1万円ほど安くなりますが
機能差を考えるとi2のコスパが良すぎます。
選択肢に入るとしたら、プレゼントに購入時にどうしても1万円予算が足りない時くらいでしょうか?



今から600シリーズを買う意味はあまりなさそうね・・・
商品レビュー
では実際に使用して感じた事をレビューしていきたいと思います。
一度レンタルしてみましたが使い勝手も良く、遂に購入に至りました。
外観


丸くて可愛いルンバが届きました!
上から見たゴテゴテ感もなくなりシンプルなデザインになりました。



フロントカメラになった事でこんな利点もあったんだね!





前から見るとこんな感じ!



このカメラで前をしっかり見れるのね。


+モデルに付属で付いてくるクリーンベースも進化しました。
従来モデルより幅広で背が低くなったので置ける場所で悩んでいた人にもオススメできるようになりました。



幅広と言っても本体幅よりは小さいから困ることは無さそうね!





個人的にテンションが上がったのが紙パックを入れる蓋の部分!
革製の取っ手が付いて高級感がアップしてるよ!



細部にこだわってるのねー。
使用感
では実際に使ってみて感じた良かった点、悪かった点をレビューしていきたいと思います。



前評判だけ高くても意味がないので
しっかり動かしてみたよ!
メリット
障害物はしっかり認識
初めの1回目試しに運転させてみると勢いよく走りだしました。
試しに子供のおもちゃをカーペットに置いておきましたが、、、あれ?結構ぶつかる??



え?このカメラ役に立ってる??
どうやらこの最初の数回は部屋をマッピングしているようで障害物認識<間取り認識をしているようです。
はじめはなるべく障害物を取り除いて部屋を覚えさせることに専念させましょう。
実際部屋を覚えた後はしっかりと障害物認識をしてくれるようになりました。



ぶっちゃけ、記事にできないかもってちょっと不安になったよ!笑
冒頭で紹介したエレクトロラックスのi9と比べると完全に避ける訳ではなく柔らかく当たりに行くイメージです。
あまりに避けすぎるとPUREi9のように掃除ができていない場所が増えてしまうのでこのくらいがちょうど良いのかもしれません。
PUREi9 > j7 > その他ルンバ
障害物に対する優しさはちょうどルンバとPUREi9の間くらいと思っておきましょう。
部屋の構造を覚えてテキパキ掃除
部屋を覚えた後は自動で全ての部屋を掃除できるようになります。
希望であればして欲しい部屋だけ掃除する事も可能です。
仕事中でも遊びに行っている時でもスマホ1つで掃除を始めてくれる優れものなので
急に友達を呼ぶことになっても急いで掃除させちゃう事だってできます。



友達呼び放題~!
手入れも簡単
やはり掃除機である以上切っても切れないのが手入れ、もちろんj7も例外ではありません。
しかし一般的なロボット掃除機と比べると+シリーズ(s9+,i3+含む)の手入れの手軽さは群を抜いています。
2ヶ月に1回しか手入れをする事はないんです。
その手入れ方法もホーム内部に設置された紙パックを捨てるだけ。
その他のダストボックスやゴムブラシにに関しても頑固なゴミがくっついた時に水洗いで外してさっと流すだけです。



触るのが苦手な虫の死骸を吸っちゃったとしても
勝手に紙パックに入れてくれるのね!
デメリット
思っていたより当たりは強い
j7と言っても、やっぱりルンバであることには変わりありません。
障害物に対してはソフトに近づくようになりましたが完全ではありません。
壁に対しては隅までしっかりとお掃除をする為にある程度はぶつかりに行きます。
隅までしっかりお掃除してくれるのは良い事なんですがもっとソフトに当たって欲しいなとも思います。
これに関してはネット通販でちょうど良い物が売っています。
バンパーに貼り付けるガードで壁へのダメージを軽減してくれます。
j7以外のルンバをお持ちの方にもオススメです。


毛足の長いカーペットのゴミは×
どうやらカーペットもあまり得意ではないみたいです。
我が家には毛足の長いカーペットが敷いてありますが
毛の奥のゴミまで吸い取ることはできないようです。
ざっとはしてくれるので、念入りに掃除をしたい時だけダイソンに頼るようにしています。
吸引力に関しては素直に長男のs9+に花を持たせてあげる方が良いでしょう。


クリーンベースがうるさい
ルンバは掃除機なのである程度の騒音は目を瞑る方も多いでしょう。
ですがクリーンベースはルンバ以上の騒音でゴミを吸引するのでなかなかうるさいです。
そもそも集めてきたゴミの塊をホームベースに移そうとしているのですから
それはそれは強い吸引力が必要になります。
家にいない時に掃除をさせる分には聞こえないのでデメリットという程にはなりませんが
集合住宅にお住いの方は夜中の運転は避けた方が良いでしょう。
購入するべき?レンタルは可能?
以上が電太郎が実際に使ってみて感じたメリット、デメリットでした。
結論、僕の中ではj7…
★★★★☆



星4つです!



一言で言うと



現状でロボット掃除機を選ぶなら
3本指に入るくらいの良モデルです!
やはり進化はしていますが次の課題が見えてしまった結果、星4つです。
進歩すればするほど、まだまだ改善点は見えてくるのがロボット掃除機の醍醐味でしょうか。
ただ現状機種の中では首一つ抜きんでているのは間違いないでしょう。
ロボット掃除機がなんとしても欲しいという人は購入を検討してみてはいかがでしょうか?
購入場所
現状ではj7+はどこで購入しても価格はほとんど変わらない129,800円前後なので
よりポイントの付くAmazonや楽天で購入するのがオススメです。
また、価格交渉が出来て長期保証が付けられる家電量販店もオススメです。
購入場所 | iRobot公式 | 家電量販店 | 楽天ビック |
保証 | メーカー3年保証(無料) | 延長保証可能(~5年) | 延長保証可能(~5年) |
メリット | 消耗品セット | 値引交渉可能 | 大量ポイント付与 |
送料 | 無料 | 店舗によって有料 | 無料 |



値引交渉には自信あり!
という方は家電量販店で。



交渉は得意じゃないし、ささっと買いたいわ。
という方はAmazon、楽天のどちらかポイントを貯めている方で購入する事をオススメします。



クリーンベース付きモデルは箱がとんでもなく大きいから
送料無料で買える所が意外にオススメだよ!


レンタルは可能?



でもいきなり10万円もするものをポンと買うのは怖いわ。
実際にうちで使えるかも心配だし。



ごもっともな意見だね!
そんなA子さんにはレンタルをオススメするよ!
購入前に本当に自宅で使えるか心配な方はレンタルがオススメです。
低価格で手軽に試すことができる上に品揃えも多いです。
ちなみにルンバj7の最安価格は2週間1,980円(税込)です。
最安でレンタルが可能なのはRentioです。
iRobotの公式HPからレンタルをするとRentioでルンバを借りることができます。
Rentioのメリットは
- iRobotの公式パートナーである。
- レンタル後に公式HPで買う際は1,980円分本体価格が安くなる。
もちろんj7以外の家電もお試しでレンタル可能です。
使ってみたいけど買うには高すぎる美容家電やカメラ等もたくさん取り扱っているので一度見てみる価値アリです。



そもそもロボット掃除機を使ったことがないから
安価な物でも良いから使ってみたい!
という方は最安でロボット掃除機をレンタルすることができるCLASが良いでしょう。
j7より安価なロボットクリーナーを取り扱っているのでお手軽さはこちらが上です。
Ankerのロボット掃除機なら同じ1,980円で1ヶ月しっかりレンタルできるものもあります。



高価な買い物になるので
レンタルを先にしておく事をオススメするよ!
以上がルンバj7のレビューです。
各社から続々とロボットクリーナーが発売されていますが
久々に興奮するレベルの商品でした。
少しでも皆さんの家電選択の手助けになればいいなと思います。
その他ロボット掃除機が気になる方は以下も参考にしてみてください。


皆さんがより良い家電と出会えますように
それでは