こんにちは!家電太郎(@ie-dentaro)です!
家電量販店を2社(計8年)渡り歩いてきた元家電量販店員の白物家電ブロガーです。
皆さん楽しく家電選びできていますか?
ドラム式洗濯機を探してたら10万円以下の格安商品をみつけちゃった!
これは今すぐ買いに行かなきゃ!
ちょっと待って!
それは怪しいニオイがぷんぷんするよ!
数多くの種類を展開している昨今の洗濯機事情ですが、良い商品もあれば悪い商品もあります。
せめて無難な商品なら良いんだけど。と思うのは皆同じ考えのようです。
ならば「確実に失敗する商品」を避けて購入する事で、より良い商品に少しでも近づけるようにしましょう。
この記事はこんな方にオススメ↓↓
- 他メーカー同等品と比べて圧倒的に安い洗濯機があるけど、買っても良いのか不安。
- 前回乾燥機能付きを買ったけど微妙だったから使ってない。
- 初めて洗濯機を買うので失敗したくない。
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買ってはいけない洗濯機3選
あれもダメ、これもダメとたくさん挙げ過ぎると、これまた洗濯機選びが困難になってしまいます。
結論、購入を回避すべき洗濯機は下記3点の商品だけです。
買ってはいけない洗濯機3選
- 乾燥機能の付いてないドラム式洗濯機
- 乾燥機能付き縦型洗濯機
- 海外メーカーの格安洗濯機
ではなぜ、この3機種を買ってはいけないのか?
下記項目で詳細を説明していきます。
“乾燥機能が付いていない” ドラム式洗濯機
乾燥機能がついていないドラム式洗濯機、これは少々荒い言葉を使いますが控えめに言って役立たずです。
下記の役立たず3人衆に匹敵するレベルで使えないでしょう。
- 冒険の記録を書けない勇者
- リバウンドが苦手な桜木花道
- 四次元ポケットを忘れてきたドラえもん
なかなかパンチの効いた使えない軍団が揃いましたが、実際に彼ら以上に使えないのが乾燥機能のないドラム式洗濯機です。
使えない理由としては以下が挙げられます。
- ドラム式洗濯機の長所は乾燥の質と電気代の安さ。なのにそれを搭載していない。
- 洗濯時の水を節水する事もできるが大した価格差ではない。
- 洗浄力は縦型洗濯機より弱いので、純粋に縦型洗濯機の下位互換。
と、なかなか致命的なデメリットが目立ちます。
乾燥機能なしが、なぜ発売されたのか。それは作った人にしかわかりませんが、案の定大手メーカーは手を出そうとすらしていません。
ドラムの方が見た目が好きという方は無理に止めません。ですが、縦型でもガラストップモデル等デザインの良い商品は増加傾向にあります。
電太郎的には、よくわからないメーカーのロゴが書いてある方がダサいとさえ思ってしまいます。
洗浄力も利便性も下がるデメリットは思っている以上に大きいでしょう。
また、同じような理由で乾燥機能が弱い機種も敬遠したいです。電気代が高くなってしまうヒーター式が代表的な例として挙げられます。
ですが、こちらはヒーター式ならではのメリットもあるので100%悪いわけではなく、日立のヒーター式は逆にオススメです。
むしろヒーター式の乾燥は日立の独壇場でしょう。大風量と熱交換器レスで、メンテナンスやシワ取りの手間がいらないのが最大の特徴です。
その他メーカーのヒーター乾燥はヒートポンプの下位互換となっている事が多いのであまりオススメはできません。
日立以外のドラム式をお探しなら、おとなしくヒートポンプ搭載洗濯機を買う方が得策。特にシャープはヒートポンプ式をコスパよく購入する事ができるのでオススメです。
槽内LEDも搭載しており、ドラムにありがちな洗濯物の見落としを防げます。痒いところに手が届く良質な一品です。
“乾燥機能付き” 縦型洗濯機
1つ目の洗濯機が強烈だったのでインパクトは弱めになりますが、乾燥機能付き縦型洗濯機も敬遠したい洗濯機の一つです。
上記でも記載したようにヒーター式乾燥は「電気代が高い」「高温の為衣類が縮みやすい」といったデメリットがあります。
それに加えて縦型洗濯機はドラムのような縦回転ではない為、上下に衣類を動かすのが非常に苦手なのです。
最初のデメリットに加え、「乾きにくい、乾きムラが出やすい」といった致命的な欠点が増えてしまいます。
ただし、衣類の量を減らせば乾きムラは減りますので、少量を乾かすといった使い方であれば重宝します。
縦型洗濯機の洗浄力は間違いないので、洗濯重視で洗濯機を買いたいけど、たまに乾燥を使いたい時はあるかもしれないといった方が選ぶ機種になります。
年に1,2回くらいは乾燥を使うかも?
使ったとしても洗い忘れたシャツを急いで乾かす為に数枚程度ね。
という方向けのピンポイントな商品になります。
“海外製” 格安洗濯機
一人暮らし用の洗濯機を探す時に、かなりの確率で目に入ってくるのが海外製の格安洗濯機でしょう。
特別洗浄力が弱いと言ったこともなく、最近はデザインを気にした商品も多く出てきましたが、純粋に壊れやすいです。
これはお店側の体験としてもそうですし、僕自身も一人暮らしを始めた時は安価な4.5kgの海外製洗濯機を買いましたがわずか2年で水が溜まらない不良が出てしまいました。
ぼくはエディオンで購入していたので無償で修理して貰えましたが、他社なら1年保証が切れていたと思うとゾッとします。
安価で洗濯機を購入できるので絶対ダメとは言いません。購入場所を気を付けてしっかりとした保証さえ付けてもらえれば5年間はちゃんと働いてくれるでしょう。
買ってはいけない洗濯機メーカーは??
好きなメーカーを買って大丈夫!
結論。買ってはいけないメーカーという程、大袈裟なものはありません。
ネット広告でよく出てくる怪しい過大広告バリバリの中華製家電は論外ですが、流石にあんなものは家電量販店には置いてません。
メーカーも日々進化しています。去年ダメだったメーカーが今年はすごい商品を発売したなんて話もよく聞きます。
メーカーに注視するのではなく、その商品に注視して洗濯機を買うべきでしょう。
安価な海外製など、壊れやすいメーカーはもちろんありますが上記で説明したように「安くて5年間無難に動いてくれれば良い」という方からすれば延長保証さえ付けていれば問題ない商品なのです。
メーカーよりも購入店舗を重視すべき
上記のようにメーカーの故障率を気にするのであれば、メーカー選びよりもどんな延長保証が付くのかという店舗選びが肝になってきます。
ここで大手家電量販店の洗濯機の延長保証について比較してみたいと思います。
店舗 | ヤマダ電機 | ビックカメラ | エディオン | ケーズデンキ | ヨドバシカメラ |
洗濯機購入 オススメ度 | (4.0 / 5.0) | (4.0 / 5.0) | (5.0 / 5.0) | (5.0 / 5.0) | (4.5 / 5.0) |
無料延長保証 | あり | なし | あり | あり | なし |
無料保証期間 | 実質3年 | – | 3年〜5年 | 3年〜5年 | – |
有料延長保証 | 年会費4,015円 | 商品代の5% | 年会費1,078円 | 商品代の5% | 商品代の5% |
有料保証期間 | 5年 | 5年 | 5年 | 5年 | 5年 |
保証上限 | 商品代の100%まで | 商品代の80%まで | 商品代の100%まで | 上限なし | 上限なし |
修理対応 | メーカー委託 | メーカー委託 | 自社サービスマン | メーカー委託 | メーカー委託 |
洗濯機の購入なら保証面で充実しているのはケーズデンキとエディオンの2強です。
無料で保証が付いてくる上に他社の有料クラスと同等の保証をして貰えます。
また、ヨドバシカメラも有料にはなりますが、5年間上限なしで保証をしてくれます。
洗濯機は比較的壊れやすい家電です。修理対応品では上位にいつも君臨している商品なので上限なし保証は地味にありがたいです。
3社の中から購入圏内にあるお店を選ぶのが良いでしょう。
値引き交渉が得意な人はケーズデンキを、素早くしっかりとしたサービスを受けたい方は自社サービスマンを運用しているエディオンを利用するのがおすすめです。
\ 自社サービスマンで素早い修理対応! /
逆に買ってもいい洗濯機は?
買ってはいけない洗濯機がわかったところで、買っても良い洗濯機がだんだん見えてきました。
単純に買ってはいけない洗濯機の逆を張ってしまえば大丈夫です。
海外の格安洗濯機は買う場所を気をつければOK。という結論が出ましたので、今回は2種類のオススメ洗濯機を紹介したいと思います。
購入すべきオススメ商品
- インバーター機能付き縦型洗濯機
- ヒートポンプ機能付きドラム式洗濯機
インバーター機能付き縦型洗濯機
乾燥なんて使わないわ。
洗浄力と使いやすさがあればそれでいいの。
そんな方にはインバーター機能付きの縦型洗濯機がオススメです。
インバーター機能付き縦型洗濯機の優秀な点
- 洗浄力の高さ
- 使い勝手の良さ
- 静音性
どれをとっても高い水準でまとまっており、間違いない機種になっています。
国内4大メーカー(パナソニック、日立、シャープ、東芝)から選べば大きく外す事はありませんが、その中でも特にオススメな機種を下記で紹介します。
洗浄力重視
子供が毎日汚れて帰ってくるからしっかり洗える洗濯機はあるのかしら?
体操服なんて毎日真っ黒にしてきちゃう。
やはり縦型洗濯機といえば洗浄力でしょう。
ドラム式と比べると、どの機種もしっかり撹拌することができるので間違いない洗浄力を持っています。
その中でも電太郎がオススメしたいのは日立のビートウォッシュです。
強力モーターでしっかりかき回し、上部からナイアガラ水流をかけ流してくれるので頑固な汚れもガツガツと洗浄してくれるパワータイプです。流石、モーターの日立ですね。
洗浄力に特化しているので静音性やお手入れ性は他社の洗濯機に譲っていますが、格安ノンインバーターと比べると十分静かで使いやすいです。
人気機能の洗剤自動投入も付いているので、従来の洗濯機と比べると一気に進化した気分になると思います。
使い勝手重視
洗剤自動投入は便利そう!
手間がかからない洗濯機はなんだかんだ魅力的ね。
手間がかからない洗濯機の代表格となるとシャープが視野に入ってきます。
内側の槽に穴なし槽を採用しているので外側の層についた黒カビ(普段見えません)を内側の槽の中に入れない仕様になっています。
槽洗浄をする手間が省けるので面倒な手間は少なくなる上に、内側の槽で水を貯めるので水道代の節約にもなります。
デメリットとしては穴が開いていない分、脱水時の回転数が上がってしまうので運転音は大きくなります。
運転音以外はすべてハイスペックでまとまっているので、音が気にならない方にはぜひともオススメしたい商品です。
静音性重視
集合住宅だから静かな洗濯機が欲しいな。
遅く帰ってきた時に洗濯機回せないのは辛い。
集合住宅だと静穏性を求める方もいらっしゃるでしょう。
そんな方にはDDインバーター搭載の東芝の洗濯機がオススメです。
DDインバーターとは槽とモーターを直接つないでいるDD(ダイレクトドライブ)方式の洗濯機なのでベルトを使用していません。
無駄な駆動音が鳴らないので洗濯時約29db、脱水時約37dbと大変静かな洗濯機に仕上がっています。
(ちなみにデシベルの基準として、ささやき声が30dbと言われています。)
特別目立ったデメリットも少ないのですが、あえて上げるなら洗浄力を上げる取り組みが少ないというくらいでしょう。
ウルトラファインバブルを搭載しているので洗浄力が悪いと言う訳ではありません。
ですが、バブル発生給水ホースが既に他社から発売されているので、他の洗濯機でもホースさえ購入すれば同等の能力は出せてしまいます。
東芝は価格面が安い事もあり比較的購入しやすい洗濯機です。
手軽に静かな洗濯機をお探しの方には持ってこいの一品となります。
乾燥機能付きドラム式洗濯機
やっぱり新しく買うなら乾燥機能が欲しい!
気持ちの良いタオルも使いたいし、洗濯を干す時間を極力減らしたい!
利便性を上げるならやはりドラム式洗濯機です。
洗濯から乾燥まで全自動で終わらせてくれ、洗濯の手間を大幅に減らしてくれます。
乾燥機能付きドラム式洗濯機の優秀な点
- 洗濯〜乾燥まで本当の意味での全自動
- 質の良い乾燥能力
- 電気代の安さ
乾燥能力重視
ドラム式といえばやっぱり乾燥よね!
あのふわふわタオルは手放せないわ。
乾燥能力を重視したいなら風力最強の日立がオススメとなります。
熱交換器を使わないので遮るものがなく、時速約300kmの風速で温風が槽内を駆け巡ります。
乾燥ジワがつきにくいというのが最大のメリットですが、熱交換器がない事でダクト内のホコリ詰まりが軽減されるメリットもあり一石二鳥です。
最新モデルは乾燥フィルターと糸くずフィルターが一体化したので、お手入れ部分が1箇所で済むようになり利便性は更にアップしています。
デメリットはやはりヒーター乾燥という点からくる電気代です。
洗濯〜乾燥の消費電力量が1,570Whなので
1.57kWh x 31円 = 1回あたり約48.7円
比較対象として他社ヒートポンプを一例に挙げると890Whです。
0.89kWh x 31円 = 1回あたり約27.6円
使用頻度によって変わりますが、耐用年数の7年間使うまでにはかなりの差になっているでしょう。
そうはいっても手間の少なさは随一の機能を誇っています。
お金を払ってでも手間を減らしたいという方は間違いなく日立でしょう。
電気代重視
利便性も大事だけど電気代はやっぱり気になるなぁ。
そんな方にはシャープのドラム式洗濯機もご検討頂きたいです。
ヒートポンプ搭載でしっかりと省エネ性能を出しつつ、お得意のプラズマクラスターで槽内の消臭にも特化しています。
中でも最上位モデルは、より良い効率のハイブリッド乾燥を使用しており、業界で最も省エネの600Whという数値を叩き出しています。
デメリットを上げると扉が大きめです。開口部は他社とそんなに変わらないのに扉だけがデカいです。設置場所の周辺に干渉しないか事前に確認はしておきたいです。
デザインは悪くないので、扉が気にならない方には電気代も安くオススメな一品となります。
ちなみに槽内のLEDが地味に役立ちます。靴下片方だけ入れっぱなしで紛失しがちな方にはベストな洗濯機かもしれません。
バランス重視
洗浄力も、乾燥も、電気代も、デザインも。全て大事だからなるべく欠点のない洗濯機が欲しいという方には下記メーカーがオススメとなります。
斜めドラム、温水洗い、洗剤自動投入、全ての人気機能の生みの親!そう、彼こそはー!
迷ったならドラム式洗濯機の王道パナソニック。これは鉄板でしょう。
特に上位モデルのLX127,LX129の2機種は温水泡洗浄、洗剤自動投入といった人気機能もしっかり盛り込まれている上にデザインの良い商品となっています。
オシャレなうえに超便利な奥様の味方家電なので予算に合う方はぜひともオススメです。
電太郎も使用している機種なのでレビュー記事も参考にしてみてください。
買ってはいけない洗濯機 まとめ
以上が買ってはいけない洗濯機3選でした。
不用意に購入するのを避けたいのは下記3点でした。
買ってはいけない洗濯機3選
- 乾燥機能の付いてないドラム式洗濯機
- 乾燥機能付き縦型洗濯機
- 海外メーカーの格安洗濯機
その他、縦型洗濯機をお探しの方は下記記事も参考にしてみてください。
皆さんがより良い家電と出会えますように
それでは