こんにちは!家電太郎(@ie-dentaro)です!
家電量販店を2社(計8年)渡り歩いてきた元家電量販店員の白物家電ブロガーです。
皆さん楽しく家電選びできていますか?

今日は僕が今回購入した
ドラム式洗濯機のレビューをしたいと思います。



僕が選んだ商品はこちらです!
パナソニック NA-LX127AL-W
では一体なぜこの機種を選んだのか?
実際に使ってみてどうだったのか?
詳しくご紹介したいと思います。
この記事では
- 元家電量販店員の電太郎がこの機種を選んだ理由
- 実際に使った使用感
- 既存で持っていた洗濯機との比較
- 実際に皆さんが購入する際にどこで購入をしたら良いか
を詳しく解説していきたいと思います。
※昨年度モデルのNA-LX127AL-Wで説明していますが現行のNA-LX127BL-Wとほぼ同等機能となっています。


商品決定 -電太郎の場合-
ではなぜ電太郎がこの機種を選んだか?
事の発端はこちらです。
洗濯機故障
まず、第一に我が家の洗濯機が急に故障したことが原因です。
既存で持っていた洗濯機は
シャープ ES-ZP1
同じくヒートポンプ搭載のドラム式洗濯機です。
大変便利に使わせて貰っていましたが、わずか3年半でお亡くなりになってしまいました。
3年の内に2回も引っ越しがあり本体に負担がかかってしまっていたのか、
ある日乾燥中にエラーが出ていたようで、槽の中の洗濯物から生乾きの異臭が。。。
原因はエラーコード39、ヒートポンプユニットに異常との事でした。
技術センターに問い合わせると圧縮機か基板の交換が必要と言われてしまったので修理費は高額と判断。
運悪く延長保証にも入っていなかったので残念ながら買替えをする事にしました。



延長保証って大事!
欲しいスペック
さて、新しく洗濯機を買う気になった電太郎ですが仮にもドラム式洗濯機経験者です。
下記点は譲れないポイントとして挙げていました。
- 電気代と質を兼ね備えたヒートポンプは欲しい
- 洗浄力が弱かった全機種よりしっかり洗いたい
- 乾燥ダクトを手入れしたい
- 小さい子供がいるのでチャイルドロックをかけたい
ヒートポンプ
ヒートポンプは前回に引き続き確定事項です。
1日1回使用の我が家の場合、ヒートポンプなら月々の電気代も1,000円以内に収まるので最重要ポイントです。
日立の風アイロンも迷いましたが今年のモデルより
ヒートリサイクル方式を撤廃してヒーター方式に変更となりました。
これにより排水溝の臭いが上がってきていたデメリットが解消されましたが
電気代が少し上がってしまいました。
各社ヒートポンプと比べると2~3倍の電気代となりそうなので今回は見送りとなりそうです。
洗浄力
ドラムにこれを求めるのは酷かもしれませんが、せっかく買い換えるなら「洗浄力」も今回は欲しいポイントでした。
前回のES-ZP1は「マイクロ高圧洗浄」という事で何やら洗浄力が高そうな名前でした。
ただ実際に使ってみると、、、ただの霧吹きでした。
流石に霧吹きじゃ綺麗にならないよなぁと思っていたら、案の定汚れ落ちは×。
電太郎は、普段は営業マンとして働いているので毎日ワイシャツを洗いますが
ワイシャツの襟の汚れは少々洗剤を塗っても洗濯機の力だけではまず落ちません。
温水コースも付いていましたがシャープの「温水極め洗い」とは
温風を出しながら洗うだけなので、水温が気持ち程度上がるだけです。
しっかりとした温水機能が付いているのはパナソニックか東芝のみとなります。
乾燥ダクト
さて、2社に絞ることができましたが重要ポイント3つ目も難関です。
乾燥ダクトのつまりにくさですね。


ここに関しては実は一番優秀なメーカーが、、、先ほど退場してしまった日立なのです。
理由はヒートポンプ式ではないので熱交換器を使っていないからです。
ホコリが目詰まりする場所が純粋に一つ減るんですね。
さらに乾燥ダクトの自動洗浄機能が付いているので全メーカーの中で一番つまりにくいのが日立です。
ただ、日立ほどではないのですがパナソニックにも熱交換器の自動洗浄機能が付いています。
これにより目詰まりしやすい部分が一つ減るのでヒートポンプ機種の中では頭一つ抜けた形になります。
さらにダクトに関してはパナソニックには専用のお掃除ブラシという商品が別売で用意されています。


これを使う事でダクトの掃除がしやすくなるので、その分ダクト詰まりを抑制できます。
定価1,760円くらいの物なので、これは1本持っておくと吉です。
既にドラム式をお使いの方もぜひ一度試してみてください。
他社製のドラム式洗濯機でもダクトお掃除はこのブラシでできちゃいます。


また、他メーカーは乾燥フィルターお手入れを簡単にする為にワンタッチでゴミ捨てができるようになっていますが
パナソニックは敢えて採用していません。
それどころかフィルターが2枚も付いて面倒なのが現状です。


しかし、このフィルター②があるおかげで純粋にフィルターが1枚増えて、より埃をキャッチできるようにしてくれています。
前回のドラム式洗濯機は乾燥系統のエラーで故障してしまっているので
今回は長持ちしてもらう為にここにはこだわっていきたいです。


チャイルドロック
我が家には言う事を聞かない幼稚園児が2人もいるのでチャイルドロックもかかせません。
数年前にドラム式洗濯機の中で子供が亡くなってしまった事件もありました。
この為、全てのドラム式洗濯機にはチャイルドロックが付いていますが
設定のしやすさが全く違います。
僕は全メーカーの商品のチャイルドロックを全て試しているので
チャイルドロックを重視したい方は下記以外の機種を選べば大丈夫です。
- カラータッチパネル付きモデル
- 東芝製品
この2点はチャイルドロックの設定が面倒なので、慣れてくると、、、



今回は面倒だからロックしなくてもいっか!
と操作をしなくなってしまいます。が子供の為を思ったらそれではダメです。
子供の安全の為にもキチンとチャイルドロックをしておきましょう。
ちなみに上記モデル以外なら統一で特定ボタンを長押しするだけで設定できます。
シャープ、日立は3秒で設定できるのに対しパナソニックは5秒長押しと長めです。
この点は既存のシャープに軍配が上がります。
商品正式決定
以上の内容を精査した結果、電太郎家にはNA-LX127AL-Wを迎え入れることになりました。
NA-LX129AL-Wとの違い
パナソニックには更に一つ上のモデルのNA-LX129AL-Wというモデルもありますが
選ばなかった理由としては
- 純粋に高い。
- チャイルドロックをすぐに設定したいのでカラータッチパネルはない方が良い。
- プラズマクラスターも効果が薄かったのでナノイーXも不要。
個人的にはいらない機能ばかりなので買う価値は見出せませんでした。
もちろん皆さんはカラータッチパネルが欲しいという方もいらっしゃると思いますのでご自分にあったモデルを選んでください。
タッチパネルに関しては下記記事でも考察を書いています↓↓


メーカー指定価格商品
無事、洗濯機も決まりましたがネットで調べていると何やら雲行きが怪しくなってきました。
なんとこの商品、「メーカー指定価格商品」との事。



メーカー指定価格商品??



何やら初めて聞く単語だよね?
僕が量販店員だった頃にはなかった言葉だよ。
パナソニックのみが実施
このメーカー指定価格商品とは
現代の値引過多の販売方法を是正する為にパナソニックが取り入れた方法です。
その他各家電でも上位モデルが設定されている事が多く
パナソニックの白物家電は冷蔵庫、エアコン、炊飯器、レンジ等も対象になってる商品が多いです。
パナソニックの中でも自信をもって売れると思っている上位モデルの商品をこの指定価格商品に設定している印象です。
アップルやバルミューダ製品が元々このような固定価格にしているので高級感を出す為に真似した物と思われます。
少しずつ値段は下がっている
しかし全く値段を下げない場合商品はすぐに売れなくなってしまいます。
他メーカーの価格はどんどん下がっていくからです。


見ての通り少しづつですが価格は下がっています。
おかげさまで電太郎も発売当初よりは3~4万円程度安く買う事ができました。



とは言っても高いけどね。
回避方法は買わないということ
やはり一番の原因は「メーカーが自信をもっている」という事です。
これに対する対抗措置は「買わない」という方法のみです。
同じ商品はありませんが、近い商品ならたくさんあります。
他メーカーで妥協できる商品があればそちらを買ってしまうのも手でしょう。
僕は今回記事にもできるので人柱になるべく購入に踏み切りましたが、
一般の方が無理して購入する商品ではないと思います。
しっかりと自分が欲しい機能を絞っておく事が重要です。
店舗での購入 -他商品値引交渉-
実際の店舗でお話を聞いてみるとやはりどこで聞いても値引きはできないとのこと。
僕個人としては値引交渉に生きがいを感じている人間なのでなかなか不完全燃焼でした!
ただ2番目に気になっている商品があったのでそちらを値引交渉しつつ妻と相談する事にしてみました。
他の機種の値引交渉
電太郎が2番目に気になっていた洗濯機。
それは、、、
日立 BD-NX120GL


やっぱり風アイロンも気になってました。
排水口の臭い上がりも改善されているので問題は電気代のみ。
なんですが今回は温水泡洗浄を試したいが為に泣く泣く断念。
この機種、洗浄力の面では槽がワイドなので衣類がめちゃくちゃ動く優良機種なんです。
別の機会に説明しますがよく動く=よく洗えるという事です。
さて実際に値引き交渉をしてみました。
表示価格はどこで見ても290,000円前後。
1店舗目は価格ドットコム最安価格の239,000円を言ってみると渋い顔。
2店舗目はポイント込みなら対抗できるとのこと(265,000円のポイント10%)
3店舗目では2店舗目が対抗できた事を伝えると設置,リサイクル料,延長保証込みで239,000円が出せると仰る。
約5,000円分+延長保証分、価格.comの最安より安くなりました!
ぶっちゃけ僕はここまで安くしてもらったし、
スペックも控えめに言って大好きなので買おうと思ったのですが、
ここで妻の一言、
「いや、ださい。パナソニックの方がオシャレじゃん。」
と強めの一発を食らい、見事パナソニックを値引きなしで買う事になりました!



僕はいいんだよ!
皆にネタを提供できればそれでいいんだ!
延長保証のメリットが大きい店で購入
さて実際にパナソニックの機種を買う事になったので
購入店舗の比較は価格ではなくサービス。
つまり延長保証が優秀な店舗で買う事に決めました。
細かい事は下記にてしっかり書いておりますが
僕は無料で5年間保証、免責なし、保証回数制限なし、保証限度額なしの
ケーズデンキで買う事にしました。



最近、ケーズデンキでしか買い物してないや。
レビュー -既存機器との比較-
そんなこんなで無事パナソニックのドラム式洗濯機を買えた電太郎ですが
ようやく商品が届いて何回か使ってみたのでレビューをしてみたいと思います。
見た目
これは言わずもがなオシャレです。
流石のスペック中毒の僕も妻の一言に納得してしまいました。




シャープも当時の機種の中ではかなり好きだったのですが
パナソニックは今年のモデルで見た目も一新しただけあって格別にオシャレでした。



電太郎くん、扉の向き間違えてない?



間違えてないよ。。。
引っ越し前の家は右側に壁があったんだよ。
扉も使いやすくなってめでたしめでたしです。
洗浄力
さて洗剤自動投入もついた当機種、手軽さは抜群ですが洗浄力はいかほどでしょうか?


結論、泡洗浄のみを使った通常の洗濯~乾燥モードだと洗浄力に大きな違いは感じられませんでした。
しかし本番はここから。
温水40℃モードは全然違いました。
先ほどのシャツの襟もと汚れ、完全ではありませんがだいぶ落とすことが出来ました!
ただ専用ヒーターを使い電気代が高くなるので毎回は使わない方が良いでしょう。



我が家は月に1回、温水の日を作ろうと思ってるよ!
時間
速さもパナソニックの売りです。
最短98分で洗濯~乾燥を終わらせるなんて言うんで期待しますよね?
実際、既存の洗濯機は乾燥ダクトが詰まっていた事もありかなり早くなりました。
朝急いでいる時は結構良いかもしれません。
ただ、乾燥まで終わっているのであれば、そのまま出かけてしまっても帰ってからたためば良いと思うのはズボラな僕だけでしょうか??



洗濯物が多くて連続で回したい時は役に立つよ!
2週間使ってみた感想
実際に数週間使うとメリットもデメリットも感じるようになってきました。
同じドラム式洗濯機でもここまで違うか!と驚く事が意外にも多いです。
他の洗濯機との比較にも使えるのでここはぜひ参考にしてください。
メリット
①洗剤自動投入が超楽チン!
これはこれからドラム式を買う方は絶対に付けた方が良いです。
今までは毎回センシングをした後に洗剤を測って入れていましたが
一切必要ありません!
洗剤をこぼしてしまって洗濯機が汚れる心配もありません!
電源、選択、スタートを押せば
真の意味で「全自動」で洗濯、乾燥を終わらせてくれます。
他メーカーにもこの機能はあるので、ぜひ自動投入付き機種を選んでみてください。
②糸くずフィルターが楽!
洗濯機の下部にある糸くずフィルター。
排水前にいろんなゴミをキャッチしてくれるので数週間~1ヶ月に一度、ここのお手入れが必要になります。
今までは格子状のフィルターだった為、
不要な歯ブラシをお掃除用におろしてシャカシャカと汚れを取るためにお掃除をしていました。
ですが今回の糸くずフィルターは突起状になっており逆さまにして振るだけでゴミが取れます。
今まで僕が一生懸命こすっていた物はなんだったのでしょうか??
デメリット
①庫内ランプが付いてない。。。
これが地味に使いづらいです。
庫内ランプが付いている事に慣れていたので無くなってしまうと内部が良く見えません。
すでに靴下を何回か取り出し忘れて何回も洗ってしまっております。笑
ご自宅の間取り次第で問題なく使えるとは思いますが
電太郎的には大きなマイナス点でした。
購入する場合にオススメな店舗
では先ほども話題に上がりましたが、実際に購入する際はどこで買ったら良いか?
どこで買っても価格は同じならサービスで決めてしまいましょう!
結論はこちらです。
2大オススメ店舗
- ケーズデンキ
- 楽天市場
もし家電量販店で買いたいなら何も迷うことなくケーズデンキ一択でしょう。
無料で5年間保証が付いてきて、修理の回数上限、金額上限もありません。
ただしネット通販でも価格が動かないこの商品、実は楽天なら超お得に購入する事が出来ます。



実は僕も購入後に気がついちゃいました!
価格


見ての通り、楽天は個人店毎にポイント還元率が違う為、
スクリーンショットを撮った時点での統一価格は278,190円でした。
楽天にはSPU(スーパーポイントアップ)というシステムがあり、条件を満たせばポイント還元率が上がる仕様となっています。
「楽天アプリから買う」「楽天カードで支払い」等、簡単にクリアできるSPUもあるので
楽天で買えば上記のように1~3万円分お得に買う事ができるでしょう。
さらにお買い物マラソンや楽天スーパーSALE等のキャンペーン時はそれ以上のプラスが見込めます。
(10店舗買い回りで最高+9倍)
ちなみに上記で解説したお掃除ブラシと洗剤、柔軟剤を楽天内の別店舗で買うだけでポイント+3%です。
約7,000円分得する事になります。(お買い物マラソン上限が7,000ポイント)
保証
実店舗のケーズデンキと比較した際にやっぱり気になるのが保証面でしょう。
楽天市場内のマサニ電気なら同じく5年保証付きの価格となっています。
購入金額の100%まで保証してくれるので十分な保障と見てよいでしょう。
(購入額が270,000円なら修理代の合計が270,000円になるまで何回でもOK)
保証会社も皆さんご存じ「クロネコヤマト」が保証してくれるので安心面の心配も0です!
サービス
今回僕がオススメしている楽天の店舗は
配送業務等も各量販店のルールに順守した形で運ばれてくるので安心です。
と言うのも、ほとんどの家電量販店が家電取付業者に委託しています。
変な業者が持ってくることは非常に稀です。安心して依頼して大丈夫です。



量販店と同じサービスでお得に買えるって事ね!
結局どこで買うのが正解?
結論、今回オススメした
- ケーズデンキ
- 楽天市場
なら特別損をする事はありませんのでどちらもオススメです。
手間をかけずにポイント分得したいという方は楽天市場で
店員さんと会話をして安心感を得たいという方はケーズデンキへ行くと良いでしょう。
どうしても近くにケーズがない、ネット通販で買いたくない場合は
サービス、ポイントは上記に及びませんが次点で以下2店舗
- エディオン
- コジマ
が選択肢に入ってきます。これらも無料で延長保証に入ることができます。
エディオンは購入限度100%までなら何回でも可能。
コジマは購入金額の80%まで無料で保証してくれます。
ビックカメラのポイントを貯めている人はコジマで使用可能なので普段使用しているお店によって選択するのも良いでしょう。
その他、各地方の量販店で延長保証サービスが良い所があればそちらを使っても良いです。
まとめ
以上がパナソニックのドラム式洗濯機NA-LX127AL-Wのレビュー記事でした。
- 値引不可商品はパナソニックの各種上位モデルのみなので無理して買う必要はない
- 物は確かに良いが他メーカー同等商品と比べる事が大事、自動投入はどこでもある。
- 温水洗浄を使えば洗浄力は確かに高い
- どうしても欲しい場合は「保証が手厚い場所」「ポイントでお得に買える場所」で買うべき
やはりパナソニック信者という言葉があるように根強いファンが多い大手メーカーです。
強気で来るのにも納得ですがいつまでこの体制がもつか見物ですね。
他のメーカーが乗ってくるか。一人勝ちor一人負けしていくのか。
今後の状況を楽しみながら見守りたいと思います。
それでは