こんにちは!家電太郎(@ie-dentaro)です!
家電量販店を2社(計8年)渡り歩いてきた元家電量販店員の白物家電ブロガーです。
皆さん楽しく家電選びできていますか?

電太郎くん、今度新しい洗濯機を買おうと思ってるんだけど
ドラムじゃない縦型も良いかなって思ってるの。



もちろん縦型も良い洗濯機だよ!
今日はたくさんある縦型洗濯機の選び方について解説するね!
この記事はこんな方にオススメ↓↓
- なるべく安価な洗濯機が欲しい
- 洗浄能力の高い洗濯機が欲しい
- 乾燥はあまり使わない
みなさんいろいろ考えた結果、この縦型洗濯機の記事に辿りついたと思いますが



私はドラム式を探してるんだけどな。
という方はこちらの記事がオススメです↓↓


ではなぜ、縦型洗濯機なのか?
縦型洗濯機のメリット、デメリットを詳しく見ていく事にしましょう。



ドラム式と比べて旧式だからと言って侮らないでね!



手っ取り早く違いだけ知りたい!
という方の為に結論から。下記表を参考にお好きな洗濯機を探してみましょう。
種類 | ![]() ![]() 乾燥機能付き | ![]() ![]() インバーター付き | ![]() ![]() インバーターなし | ![]() ![]() 二槽式 |
乾燥機能 | あり | なし | なし | なし |
洗浄力 | 温水洗浄付き | 各社 オリジナル機能搭載 | 通常の洗浄 | 粉石鹸対応 |
静音性 | インバーターあり | インバーターあり | インバーターなし | インバーターなし |
節水能力 | インバーターあり | インバーターあり | インバーターなし | インバーターなし |
容量 | ファミリーサイズ | ファミリーサイズ | 単身者向け | 洗濯、脱水の分離 同時進行可能 |
全自動 | 乾燥まで全自動 | 脱水まで全自動 | 脱水まで全自動 | 手動 |
粉石鹸 | 溶けにくい | 溶けにくい | 溶けにくい | 粉石鹸対応 |



詳しくは下で説明していくよ!
縦型洗濯機とは
そもそも縦型洗濯機とはなんぞや?
そんな方もいらっしゃると想定してざっと説明したいと思います。
縦型洗濯機とは洗濯槽が縦向きに設置された洗濯機の事です。



じゃあドラム式は横型洗濯機でいいじゃない!
ごもっとも!といいたい所ですが、実はドラム式は完全に横ではなく斜めになっているんです。
このままだと斜め式洗濯機なんて会社の経営が傾むきそうな名前になりそうなので
各社、ドラム式洗濯機と呼ぶようになったのです。(大嘘)
冗談はさておきメリット、デメリットの説明に移る事にしましょう。
縦型洗濯機のメリット
まずはメリットです。
縦型洗濯機の大きなメリットは2つ。
「安さ」と「洗浄力」です。



あ、私もう縦型洗濯機でいいかも!



ちょっと待ってよ!まだ何の説明もしてないよ!
価格の安さ
まず、なんと言っても価格が安い!
縦型洗濯機は機種の幅が広いので一概には言えませんが、一般的なドラム式の半値以下で買えてしまいます。
洗濯機が壊れてしまって、急遽買い替える為に家電量販店に行ったら
20〜30万円のドラム式洗濯機が表に並んでいてびっくりした方もいるのではないでしょうか?
それに比べて縦型洗濯機は10万円台で買えるものも多く
一人暮らし用であればなんと5万円前後で購入出来てしまいます。
縦型洗濯機なら不慮の故障の時も比較的安く購入することが出来ますね。
洗浄能力の高さ
縦型洗濯機を選ぶ理由といえばやはりこれです!
洗浄能力が高い!
なぜ、洗浄能力が高いのか?これはシンプルな理由になりますが単純に水量が多いからです。


ドラム式洗濯機は洗濯槽をななめにして上から水をかけながら衣類を動かすので水の使用量は非常に少ないです。
これは省エネ性を求めているからですね。
対して縦型洗濯機は槽が縦になっているので水をいっぱい入れないと服が動きません。(水に浮かないので)



えー、でもこんなに使ったら水道代高くなりそう・・・
その気持ちはお察ししますが、ちょっとだけ考えてみてください。
洗面器一杯の水と、浴槽一杯の水、どちらで洗った方が綺麗になると思いますか?
どう考えても後者の方が綺麗になりますよね?
衣類には汚れが付いており、それを落とすのが洗濯機の役割です。
その服についた汚れを水に移して流す。これが単純な洗濯機の仕組みになります。
洗浄力を考えた場合は水の量は多いに越したことはないです。水量はそのまま水流の強さにも影響していきます。
桃太郎のおばあさんが川までわざわざ洗濯へ行った理由も洗浄力を求めていたと巷では噂されています。(大嘘)
縦型洗濯機のデメリット
では今度はデメリットを見ていきましょう。
家電選びではメリットよりデメリットを見る方が理想に近づきやすいです。
水道代が高い
上記で説明した通り水道代は高くなります。
これは洗浄力を維持するために仕方がないことですがやはり見比べると気になってしまいます。
ただし、ドラム式との価格差ほど元が取れるか?と聞かれると答えはNOです。
同一メーカーの10kg洗濯機で比べてみると下記データが出てきました。
10kg洗濯機 使用水量の目安
- 縦型:104L
- ドラム式:78L
その差26L。
仮に1L=0.24円で計算したとして1回あたり6.24円
毎日使って1年間で2,277円
洗濯機の耐用年数である7年間使ったと考えて
なんと壊れるまでドラム式洗濯機を使った場合に浮いた水道代は約15,939円です。
流石にドラム式と縦型の価格差はもっと開いているので
水道代を気にするくらいなら本体料金を気にしましょう。
乾燥はできないor不得意
結論から言うと乾燥は苦手です。
一応、乾燥機能付きの縦型洗濯機は存在しますが毎日乾燥を使う事は考えない方が良いです。
それは乾燥の方式がドラム式とは違うからです。
ドラム式で使用されている方式の多くはヒートポンプ式という方式になりますが
このヒートポンプとはエアコンや除湿機と同じ方式で、温度も低く、電気代も安い乾燥方式なので、衣類がいたみにくく、毎日使ってもお財布に優しい仕様となっています。
対して縦型洗濯機はヒーター乾燥という方式で簡単に言うとドライヤーを直当てしてるイメージです。
高温な為、衣類もパリパリになりやすく電気代も高いのが難点。
その上、洗濯槽が縦なので衣類が動きづらく偏った乾燥になりやすいです。
電気代は乾燥を毎日使ったとしてドラムが月々約1,000円以下なのに対しヒーターだと約4,000〜5,000円近くかかってきます。
毎日乾燥される方にはドラム式洗濯機の方に軍配が上がりますね。
縦型洗濯機 オススメの選び方
ここからは実際に機種の選び方について説明したいと思います。
各種縦型洗濯機の選び方
皆さんもうドラム式と縦型の選び方はわかるようになってきたと思います。
今度は各種縦型洗濯機の選び方を説明したいと思います。
縦型洗濯機も実は更に分類分けができるので、まずはそこから見ていきましょう。
種類 | ![]() ![]() 乾燥機能付き | ![]() ![]() インバーター付き | ![]() ![]() インバーターなし | ![]() ![]() 二槽式 |
乾燥機能 | あり | なし | なし | なし |
洗浄力 | 温水洗浄付き | 各社 オリジナル機能搭載 | 通常の洗浄 | 粉石鹸対応 |
静音性 | インバーターあり | インバーターあり | インバーターなし | インバーターなし |
節水能力 | インバーターあり | インバーターあり | インバーターなし | インバーターなし |
容量 | ファミリーサイズ | ファミリーサイズ | 単身者向け | 洗濯、脱水の分離 同時進行可能 |
全自動 | 乾燥まで全自動 | 脱水まで全自動 | 脱水まで全自動 | 手動 |
粉石鹸 | 溶けにくい | 溶けにくい | 溶けにくい | 粉石鹸対応 |
- 乾燥機能付縦型洗濯機
- インバーター機能付き縦型洗濯機
- インバーターなし縦型洗濯機
- 二槽式洗濯機
たくさんあるように見えますが上から順に機能がどんどん外れていく形になります。
上位機種から順に見ていって



いらない!
と思ったら1つ下のグレードに下げていく消去法で見ていきましょう。
乾燥機能付き洗濯機
まずは乾燥機能付き縦型洗濯機です。
あれだけ「乾燥を使うならドラム一択!」と言ったのでこの機種を欲しがる人は少ないと思います。
ですが、使わないと言っても梅雨時期や冬の寒い日等、期間限定で使いたいという方々もいらっしゃいます。
毎日は使わないけど全くないのは不便!でも洗浄力は欲しい!っていう方にオススメな商品です。
ちなみに機種によっては、洗いながら温風を出して水温を上げることで、
縦型の洗浄能力を更に高めるといったオーバースペック気味な機種まであります。
極限まで洗浄力を追い求めている方は選ぶ価値アリかもしれません。



うーん、やっぱり乾燥はいらないかな。
洗浄能力がしっかりしてればそれでいいよ!
という方は次へ行きましょう。
インバーター機能付き縦型洗濯機
乾燥機能を外したインバーター機能付き縦型洗濯機です!
縦型で1番人気かつメジャーな種類がこの機種でしょう。
乾燥はついてないけど、その他の機能は乾燥機能付きとほぼ同等!
洗浄能力は高いのに価格も安いという、松竹梅でいうところのTHE竹です!



さっきからちょこちょこ出てくるインバーターって何??
インバーターを簡単に説明すると、洗濯の中身を判断してパワーや水の量を自動でコントロールしてくれます。
つまり節水能力や静音性を高めてくれる機能という訳です。
必要ないパワーは抑えてくれるので節電にも繋がります。
この中で1番大事な役割を果たしてくれるのが
皆さん、気になっている「静音性」です。
音の単位「デシベル」でいうと10db以上違います。って言ってもわかりませんよね。
一般的な目安で40db以下が静かと感じる目安と言われています。
インバーター君がいるだけで45db→35dbに下げてくれると考えたら…



良い仕事するな!
さらに上記で説明した通り、節電効果もあるので
野球で言うところの肩もいいし打てるキャッチャーです。1人いるだけでチーム戦力が随分底上げされますね。
この機能はあっても良いんじゃないでしょうか??



昼間に回すから音は気にならないし
一人暮らしだからもう少し安い洗濯機が欲しいかな?
という方は下の項へどうぞ!
インバーターなし縦型洗濯機
インバーターなし縦型洗濯機のお時間です。



ここまで下げたら洗濯機の機能何か付いてないんじゃないの?!
はい、残念ながら各メーカーの人気機能である泡洗浄やナイアガラビートウォッシュ等はここで外されてしまいます。
しかし、ちゃんと洗って、すすぎをして、脱水をしてくれる普通の全自動洗濯機です。
インバーターは付いていないので夜に洗濯機を回すのは、もちろんやめた方がいいですが、
ちゃんと洗ってくれるならなんでもいい。という方にはピッタリです。
正直、洗濯機にお金使うくらいなら他の物にお金をかけたいという方もいらっしゃると思います。
そういった方は無理にインバーターなんて付けなくていいんです!
ただ、ここまで下げるとデメリットも目立ってきます。
それはサイズが少ないという所です。
メーカーもここまで安価なクラスはあくまで「一人暮らし用」として考えています。
なので5〜6kgくらいの洗濯機がほとんどです。
7kg以上の大きいサイズもない事はありませんがメーカーが限られてくるので欲しいメーカーの物は買えないと思っておきましょう。
やはり世帯持ちの方々にはインバーターは付けてあげた方がいいかもしれません。



なるほど、じゃあ我が家はインバーター付きで選ぼうかしら。
粉石鹸を使うから対応のものを選ばないとね!



ん?!粉石鹸??
ちょっと待った!!
待ったが入ったので粉石鹸を使う方は下も読んでみてください。
二層式洗濯機
令和のこの時代にまさか二層式洗濯機の紹介をするとは思っていませんでした。
懐かしいと感じる方もいらっしゃるでしょうか?昔、電太郎のおばあちゃんの家にもありました。
スイッチはダイヤル式のチープなデザイン。
洗い、すすぎまでしたら隣の槽に移し替えて今度は脱水のスイッチをオンの完全手動タイプの洗濯機です。



わかるか令和の若者達よ、これが洗濯だ!!



うーん、時代遅れかな。
と、言いたいんですが実はこの機種、隠された機能の持ち主なんですよ。
それが…
「粉石鹸」
これを使いたい方にはこの洗濯機、オススメです。
最近は上位モデルの洗濯機にも粉石鹸が使えると書いてあったりしますが、やはり粉石鹸の残り方が違います。
粉石鹸は洗浄能力も高い上に、洗濯以外にも使えます。



小学生の頃、金曜の夕方は庭の水道で粉石鹸を使いながら
上靴をゴシゴシしてたのを思い出すね!
さらにもう一つメリットがあります。
先程インバーターなし洗濯機のデメリットだった「サイズが小さい」という問題ですが、
二層式洗濯機なら
前半の洗濯
↓
前半の脱水と同時に後半の洗濯
↓
後半の脱水
と二槽あることを駆使して同時進行、時短で洗濯ができちゃいます。量が多い方には何気に便利な機能ですね。



あれ?二層式最強じゃね?
と錯覚するかもしれませんが、
あくまで全自動ではない特殊な洗い方だと言う事は理解しておいてください。
最近は超小型の二層式洗濯機も出てきているので
2台目の洗濯機を探している方には下記の洗濯機がオススメです。
屋外、ベランダでも使えますし、靴用、ペット用に分ける事もできます。


各社メーカーの特徴
各機能の説明まで出来たところで、最後に各メーカーの説明に入ります。



洗濯機の種類はわかったからオススメのメーカー教えて!



任せてよ!
ただメーカーを選ぶ上での一つだけ注意点があるよ!
それはインバーター機能付きを買うことです。
上記でも説明をしましたが、残念ながらインバーターなしの機種には各メーカーが力を入れるほど機能は付いていません。
つまりメーカー間の差があまりないのです。
CMでよく聞く泡洗浄やナイアガラ洗浄という機能は基本的にインバーター以上の機種に付いていると考えてください。



インバーターなしの機種なら安さや見た目で選んでしまっても
大きな差はないよ!
おすすめメーカー① パナソニック
「泡洗浄」でお馴染みのパナソニック。まずは王道メーカーから。
洗剤を素早く泡立てる事で洗剤の能力を引き出します。
泡の力で洗浄=油汚れに比較的強いモデルです。(温水モデルなら更に性能アップ)
パナソニックならではのナノイーを搭載している機種もあるので防かび、脱臭性能も高いです。
水を出さずに、ナノイーだけを放出する脱臭コースなんて機能もあったりします。
ぬいぐるみなどの洗えない物の脱臭に使えるので意外に便利ですね。
おすすめメーカー② シャープ
お得意のプラズマクラスターと他社にはない穴なし槽で根強いファンの多いシャープ。



プラズマクラスターはよく聞くけど
穴なし槽は聞いたことがないなー?
皆さん、ご自宅の洗濯機を見ると小さい穴が無数に空いていると思います。
実は皆さんが見ている槽は内側の槽で、穴をあける事で外側の槽に脱水しやすい構造になっているのです。
しかし、シャープ製品の縦型洗濯機にはこの穴がありません。



あーあ、脱水できない。
おわた。
そんな事はなく、穴を無くす事で汚れが溜まりやすい槽の裏側からの汚れの侵入をシャットアウトしてくれます。
更に穴がないので内側の槽で水を溜められます。
地味に使用水量が少なくて済む優れものです。
パナソニックのナノイー同様プラズマクラスターの機能で脱臭コースが付いている機種もあります。
おすすめメーカー③ 日立
パナソニックと並んで「ビートウォッシュ」という人気機種を発売している日立。
ナイアガラの滝のような大流量で洗い流す、ナイアガラビート洗浄は業界トップクラスの洗浄能力で、縦型ならではの洗浄力をより一層感じることができる機種です。
パナソニックの泡と比べて日立は水流の強さで勝負しています。
なんてったってナイアガラですからね。頑固なドロ汚れ等は日立の洗濯機に任せてしまいましょう。
ナノイーやプラズマクラスター等のイオン系は付いてないけど地のスペックで勝負してます!



流石モーターの日立!
おすすめメーカー④ 東芝
中国の美的集団に買収されてから路線がガラリと変わった東芝洗濯機。
数年前まではマジックドラムで槽の汚れを付きにくくする作りでしたが、ウルトラファインバブルを使用する事で洗浄力で勝負しにきました!
何よりの魅力はDDモーター使用による業界トップクラスの静音力!
静音性なら東芝の縦型洗濯機の右に出る物はいません。



もう夜に回すなとは言わせない!
まとめ -自分にあった洗濯機とは?-
以上が縦型洗濯機の紹介になります。
縦型洗濯機の新たな魅力に気付いた方も多いのではないでしょうか?
「洗濯物を真っ白にする」
この幸せを手に入れたい方はぜひとも縦型洗濯機でしっかり洗濯をしてみましょう。
バシッと洗濯物を干した後の気持ちは格別でしょう。
それでは

