こんにちは!家電太郎(@ie-dentaro)です!
家電量販店を2社(計8年)渡り歩いてきた元家電量販店員の白物家電ブロガーです。
皆さん楽しく家電選びできていますか?
高級炊飯器は厳しいけど丁度良い価格で美味しい炊飯器が欲しい!
有名だしタイガーの炊飯器から選んでおけば間違いないかな??
確かにタイガー炊飯器は美味しい物が多いね!
今回はタイガーのミドルクラス炊飯器の中でオススメ商品を他メーカーと比べながら紹介していくよ!
タイガー炊飯器の中でミドルクラス(中間)の商品は、時期にもよりますが20,000円〜50,000円くらいの価格帯が目安になってきます。
今回は家電量販店で実際に全メーカーの炊飯器で炊いたご飯を食べ尽くした電太郎が、ミドルクラスのタイガー炊飯器の選び方を重点的にご紹介したいと思います。
何やらGoogle検索やYahoo知恵袋では「タイガー まずい」なんて声も上がっているようですが果たして何が真実なのでしょうか?
まずい炊飯器は流石に避けたい。そう思っている方にオススメの記事となります。
この記事はこんな方にオススメ
- 20,000〜50,000円くらいの炊飯器で悩んでいる。
- タイガーの炊飯器を使った事がないので気になっている。
- なるべく安く買った炊飯器で美味しいご飯が炊きたい。
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結論。タイガーはまずい??
タイガー炊飯器でGoogle検索をすると「タイガーまずい」なんて不名誉なワードが予測検索で出てきます。
電太郎も実際にタイガーの炊飯器を使っていますが、まずいなんてことはなく、毎日家族で美味しく頂いています。
ではなぜ、まずいというワードが出てくるのか?実はここにタイガー炊飯器を選ぶ上で大切な事、結論が秘められているのです。
美味しいご飯が食べたいならタイガー炊飯器は圧力IHモデルから選ぶべき
圧力IH炊飯器とは?
炊飯器上部の内蓋に圧力ボールが付いているモデル。
通常の炊飯器よりもちもちとした食感のお米を炊く事ができます。
タイガー炊飯器と言えば「もちもちで甘いご飯が炊ける」というのが多数派の意見となります。
にも関わらず圧力非搭載のモデルを購入してしまうと、この特徴の内のもちもち感は失われてしまう訳です。
タイガーの炊飯器が美味しくないと感じる原因は
- もちもちしてると思っていた → もちもちしてない → 美味しくない
- そもそももちもちしたお米が好きじゃない → 美味しくない
この2パターンが大きな要因として考えられそうです。
もちもち食感を楽しみたくてタイガー炊飯器を買う場合は圧力IH炊飯器から選ぶ。もちもち食感が嫌いな方は別メーカーから選ぶ。というようにすると失敗が減る事が見込めます。
圧力IHではないtacookは買うべきではない?
タイガー炊飯器の中でもtacookという特殊なモデルがあります。
これはご飯を炊きながら同時におかずが作れてしまうという便利商品になります。
ご飯の上部にオレンジ色のプラスチック鍋を入れるので圧力をかける事はできません。
先程申し上げたように「もちもちのご飯」が食べたい方には向いていない商品になります。
- 元々もちもちのご飯が好きではない。
- 1人なのでご飯の味よりおかずを一緒に作ってくれた方が良い。
という方に向けられた商品なので、そもそも選ぶ基準が異なるので注意しましょう。
tacookはその性質上、一人暮らしに向いているので3合炊きのモデルが多くなっています。
タイガーを選ぶべき理由!他メーカー炊飯器との比較
機種 | タイガー JPI-S100 | 象印 NW-JY10 | パナソニック SR-MPA102 | 東芝 RC-10VSV | 日立 RZ-V100FM | 三菱 NJ-VXD10 |
加熱方式 | 可変圧力IH | 圧力IH | 可変圧力IH | 真空圧力IH | 圧力スチームIH | IH |
内釜 | 遠赤9層土鍋 かまどコート釜 | 鉄豪炎かまど釜 | ダイヤモンド かまど釜 | 銅かまど丸釜 | 大火力沸騰鉄釜 | 備長炭コート 熾火炭炊釜 |
食感 | もっちり | ぷりっと | もっちり | ぷりっと | ぷりっと | しゃっきり |
保温時の味 | (3.5 / 5.0) | (3.5 / 5.0) | (3.0 / 5.0) | (4.0 / 5.0) | (5.0 / 5.0) | (3.0 / 5.0) |
冷凍時の味 | (3.0 / 5.0) | (3.0 / 5.0) | (3.0 / 5.0) | (4.0 / 5.0) | (3.0 / 5.0) | (5.0 / 5.0) |
価格相場 (5/10現在) | 約45,000円 | 約45,000円 | 約35,000円 | 約50,000円 | 約40,000円 | 約50,000円 |
楽天市場 | 価格情報を見る | 価格情報を見る | 価格情報を見る | 価格情報を見る | 価格情報を見る | 価格情報を見る |
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では他メーカーミドルクラスと比べた場合に本当にタイガー炊飯器は美味しいのかを解説したいと思います。
いわゆる中の上。50,000円以内くらいの商品で比較をしてみます。
もっちり感はタイガーとパナソニック
タイガーの長所であるもちもち感。ここを重視するのであれば同じくもちもち感が高いパナソニックが比較対象に上がってきます。
簡潔に話すとお手入れが簡単なのはパナソニック、甘みが高いのがタイガーと考えると良いでしょう。
パナソニックは内蓋に圧力ボールを搭載しておらず、洗いやすい形状になっています。また天面もフラットになっているので汚れても拭きやすいのが特徴です。
対してタイガーは上位モデルで培った土鍋の高火力を企業努力により表現しています。伝熱能力の高いアルミの複数層の釜に土鍋コーティングを施して低コストながら高火力を出せるようにしています。
高火力=でんぷんをより加熱できる→甘くなる。これをミドルクラスでも出せるようにしているのがタイガー炊飯器です。
どちらの炊飯器ももっちりとした美味しいご飯は炊けるので選ぶ基準はこの2点を比較すると良いでしょう。
逆にもちもち感が嫌い。しゃっきりとした食感のご飯が食べたいという方は三菱電機の炭炊釜がオススメです。
圧力を使用せずに炭の遠赤効果と超音波給水によってお米の芯まで給水させてしゃっきりとしたお米で尚且つ甘みもあり冷凍にも向いています。
甘みはタイガー、象印の二大魔法瓶メーカー
甘みに関してもタイガーはトップクラスの味を出す事が出来ますが、ここは同じく魔法瓶メーカーの象印が黙っていません。
象印の方がやや粒立ちがしっかりしているので、食感の好みで選ぶのも1つの手でしょう。
またタイガーも今モデルから保温力に力を入れており約13時間までは味が落ちにくい仕様になっています。
対して象印は約40時間保温出来ることを売りにしているので、長時間保温派は象印、短時間集中保温派はタイガーといった選び方もできます。
タイガー炊飯ジャー”炊き立て”とは?同メーカー内での比較
機種 | JPI-S100 | JPI-T100 | JPA-X100 | JPV-A100 | JPV-B100 | JPD-G060 |
容量 | 5.5合 1升 | 5.5合 1升 | 5.5合 | 5.5合 1升 | 5.5合 1升 | 3.5合 |
カラー | 黒・白 | 黒 | 黒 | 黒・白 | 黒 | 黒・白 |
加熱方式 | 可変W圧力 +釜包みIH | 可変W圧力 +釜包みIH | 可変W圧力 +釜包みIH | 圧力IH | 圧力IH | 可変W圧力 |
内釜 | 遠赤9層土鍋 かまどコート釜 | 遠赤5層土鍋 蓄熱コート釜 | 遠赤5層土鍋 蓄熱コート釜 | 遠赤5層土鍋 蓄熱コート釜 | 遠赤3層土鍋 コート釜 | 遠赤9層土鍋 かまどコート釜 |
大型調圧 キャップ | あり | あり | あり | なし | なし | あり |
拭きやすさ | 360°モデル | 360°モデル | 360°モデル | 従来モデル | 従来モデル | 360°モデル |
価格相場 | 約45,000円 | 約35,000円 | 約35,000円 | 約28,000円 | 約28,000円 | 約32,000円 |
楽天市場 | 価格情報を見る | 価格情報を見る | 価格情報を見る | 価格情報を見る | 価格情報を見る | 価格情報を見る |
Amazon | 価格情報を見る | – | 価格情報を見る | 価格情報を見る | – | 価格情報を見る |
他メーカーと比較して「やっぱり自分にはタイガーだ」と感じる事ができたらタイガー製品の中から選んでいきましょう。
タイガー炊飯器の中でもランクがありますので、自分に合った物を選んでいく事が重要です。
土鍋コーティング搭載のミドルクラス
タイガー圧力IH炊飯器は上位モデルの「土鍋モデル」とミドルクラスの「土鍋コーティングモデル」があります。
本来、超高火力で甘いご飯を炊く事が出来るのは土鍋モデルの特徴ですが、なるべく低コストで土鍋のような美味しさを万人に届けるべく作られたのがこの土鍋コーティングモデルです。
釜の内部はアルミ層になっており、価格が高くなるごとに層の数が増えて熱伝導力、火力が上がっていくので土鍋に少しずつ近づいていきます。
土鍋モデルは電太郎も実際に使っており、美味しさや使いやすさについては下記記事で説明しています。
では自分に合った炊飯器はどれなのか。各サイズ毎のオススメ商品を紹介していきましょう。
5.5合炊きの選び方
炊飯器のサイズで1番メジャーなのが5.5合サイズです。リットルで表すと1Lサイズになる為、各メーカーの型式に「10」や「100」という数字が入っている事が多いです。
メーカーは5.5合を基準に炊飯器を作っているので細かく自分に合った商品を選ぶ事が出来るのが特徴です。
価格で選んでも良し、見た目で選んでも良し。もちろん美味しさで選ぶのが1番良いと思います。
基準となるラインはJPI-T100でしょう。価格と味のバランスが良いモデルなのでこの機種より上げるか下がるかで味や価格が大きく異なってきます。
逆に迷ってしまうようなら、この機種を買ってしまうと良いでしょう。この価格帯ではトップクラスの味わいを楽しめます。
1升炊きの選び方
家族が多い方や食べ盛りなお子さんがいらっしゃる方は大容量の1升サイズを求める方が多いと思います。
リットルで表すと1.8Lとなる為、購入時は型式に「18」や「180」と書いてある物を選びましょう。(量販店時代にも感じましたが地味に購入間違いが多いです。)
1升炊きモデルも5.5合に続いて豊富なラインナップとなっています。その為、選び方の基準は同じくJPI-T180が1つの目安ラインとなるでしょう。
1升炊きは「大は小を兼ねる」と思われがちですが実は少量炊きが苦手なモデルでもあります。
細かいことは気にされない方なら問題ありませんが、味にうるさい方は5.5合を選んでおくのが無難かもしれません。
3.5合炊きの選び方
1人暮らし〜2人暮らしで重宝するのが3.5合炊きモデルになります。需要が少なめなので土鍋コーティングモデルは1機種のみの販売です。
選択肢としては最上位の土鍋モデルか低価格なマイコンモデル等との比較になりますが、1人暮らしの方がハイスペックな物を選ばれる事は稀なので、上記で説明したtacookのようなマイコンモデルが売れ筋商品となってきます。
ですが、2人暮らしとなると話はガラッと変わります。
夫婦や同棲等で2人暮らしをしている方は美味しいご飯は食べたいけど大きい炊飯器はいらない。という方が多いと思います。
そんな方々にオススメとなるのがJPD-G060。土鍋コーティングの3.5合炊きモデルです。
性能はJPI-S100と同等なので土鍋コーティングの中では最上位の釜を使用しています。
更に3.5合炊きモデルは5.5合と比べ円の直径も小さくなっています。中心まで火が届くスピードが早いので5.5合よりも炊きムラが少なくなるメリットもあります。
せっかく良いモデルを買うなら土鍋モデルが良い!
と思われる方はお好きな方を選ぶと良いと思います。価格は高いが最上級の土鍋モデルか、価格もお手頃で土鍋に近い味を出せる土鍋コーティング。どちらも非常に良い機種にまとまっています。
価格差がかなりあるので余裕のある方じゃない限り土鍋コーティングを選ぶ方が多いでしょう。
シチュエーション別・タイガー土鍋コーティングおすすめ3選
以上で土鍋コーティングモデルは全てご紹介が出来ました。
ここからは実際に自分に合う炊飯器はどれか?オススメ商品をご紹介したいと思います。
とにかく安く!安さを重視するなら
JPV-A100
安さを求める方にはJPV-A100がオススメです。
圧力IH炊飯器の中でも2万円台と最安帯で購入する事ができます。
とにかく出費を減らしたい!だけどせっかく新しい物を買うのにまずい炊飯器は嫌だ!
という方にはうってつけの炊飯器です。
もう一つ下のランクのJPV-B100というモデルもありますが、釜のアルミ層が2層も減ってしまうのに価格はほとんど変わらないのでこちらを買っておく方が無難です。
今後価格の変動もあると思います。セールなどで大幅値引きがあった場合はJPV-B100を選択肢に入れるのも良いでしょう。
この価格で上位クラスのうまみ!少人数で美味しさを求めるなら
JPD-G060
なるべく低価格な物が欲しいけど味は妥協したくない!
上位モデルに近い味をなんとか安く買えないかしら?
土鍋コーティングモデルの中でトップ機種であるJPI-S100は9層のアルミ層を使用しており、土鍋に最も近い商品として人気があります。
ただし、価格も土鍋モデルに近づく為、炊飯器に出せる金額ではないという声が多いのも事実です。
そこでオススメしたいのがJPD-G060。同じく9層釜の3.5合炊きモデルです。
5.5合はないと流石に怖い。という方も多数いらっしゃいますが、実は普段は3合しか炊いていないっていう方実は多いのではないでしょうか?この機種はそんな方にドンピシャな商品になります。
実は僕が量販店で働いていた頃から隠れ3合炊き派のお客さんはかなりの数いましたが、そのほとんどが「もしかしたら使うかも」という理由で5.5合を選んでいたのも事実です。
この早炊き30分時代にそんな不安はかかえる必要ありません。足りないなら30分待てばもう一回炊けちゃうんです。
使う機会が数回あるかどうかの5.5合炊きを求めて味を蔑ろにするのはいささか勿体無いと感じるのは電太郎だけでしょうか?3.5合炊ける高スペック炊飯器、思った以上に良いです。
価格もサイズも美味しさも全部気になる!コスパを求めるなら
JPI-T100
サイズだって必要だし味も良くないとダメ!
何一つ妥協したくないけど、もちろん高い物は買う気ないよ!
そんなわがままな方にオススメする機種がJPI-T100です。味を求めるなら上位のJPI-S100を推したい所ではありますが低価格も条件に入ってくるのであればこの機種一択になります。
釜はJPV-A100と同等の物にまでランクダウンしてしまいますが注目すべきはこの価格で可変W圧力が付いている事です。タイガーの長所であるもっちり感をしっかり引き出せる機種の中で最安モデルがこのJPI-T100です。
サイズも5.5合、1升と幅広く展開しているのでどのご家庭にもマッチする万能機種になっています。
迷いに迷って決めきれなくなってしまった方にもオススメです。価格、美味しさ共に丁度良い所に落ち着いているので後悔が一番少ないとも言えるでしょう。
まとめ
機種 | タイガー JPI-S100 | 象印 NW-JY10 | パナソニック SR-MPA102 | 東芝 RC-10VSV | 日立 RZ-V100FM | 三菱 NJ-VXD10 |
加熱方式 | 可変圧力IH | 圧力IH | 可変圧力IH | 真空圧力IH | 圧力スチームIH | IH |
内釜 | 遠赤9層土鍋 かまどコート釜 | 鉄豪炎かまど釜 | ダイヤモンド かまど釜 | 銅かまど丸釜 | 大火力沸騰鉄釜 | 備長炭コート 熾火炭炊釜 |
食感 | もっちり | ぷりっと | もっちり | ぷりっと | ぷりっと | しゃっきり |
保温時の味 | (3.5 / 5.0) | (3.5 / 5.0) | (3.0 / 5.0) | (4.0 / 5.0) | (5.0 / 5.0) | (3.0 / 5.0) |
冷凍時の味 | (3.0 / 5.0) | (3.0 / 5.0) | (3.0 / 5.0) | (4.0 / 5.0) | (3.0 / 5.0) | (5.0 / 5.0) |
価格相場 (5/10現在) | 約45,000円 | 約45,000円 | 約35,000円 | 約50,000円 | 約40,000円 | 約50,000円 |
楽天市場 | 価格情報を見る | 価格情報を見る | 価格情報を見る | 価格情報を見る | 価格情報を見る | 価格情報を見る |
Amazon | 価格情報を見る | 価格情報を見る | 価格情報を見る | – | 価格情報を見る | 価格情報を見る |
以上がタイガー炊飯器のミドルクラス「土鍋コーティングモデル」のオススメ記事となります。
皆さんにぴったりの炊飯器はみつかりましたか?価格も味もどっちも大事だという方にはぴったりの機種たちが勢ぞろいでした。
タイガー炊飯器についてもっと知りたい方は下記も参考にしてみてください。
皆さんがより良い家電と出会えますように。
それでは