こんにちは!家電太郎(@ie-dentaro)です!
家電量販店を2社(計8年)渡り歩いてきた元家電量販店員の白物家電ブロガーです。
皆さん楽しく家電選びできていますか?
量販店で本物の土鍋を使った炊飯器が売っていたの!
値段もなかなか高価だったけど本当に美味しいのかしら?
10万円クラスの炊飯器ってなかなか手が出ないよね!
皆の為に電太郎、人柱になります!
タイガーより発売されている超高級炊飯器「ご泡火炊き」
前代未聞の土鍋がそのまま炊飯器に入っているインパクト大の商品です。
価格も本格的な10万円クラス。なかなか簡単に購入できる商品ではありませんが、本当に美味しいのかどうかは気になりますよね?
今回は試さずともおおよその概要を伝えられるようボリューム大で紹介したいと思います。
※味に関しては個人差がありますので、この記事で紹介する味はあくまで電太郎個人の感想となります。
この記事はこんな方にオススメ
- タイガーの最上位炊飯器が気になっている
- ガス炊飯器レベルの美味しいお米を炊きたい
- 他メーカーの高級炊飯器とどどう違うか知りたい
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他メーカー高級炊飯器との比較
機種 | タイガー | 象印 | パナソニック | 東芝 | 日立 | 三菱 |
食感 | もちもち食感 | ぷりっとした食感 | もちもち食感 | ぷりっとした食感 | ぷりっとした食感 | しゃっきりめな食感 |
米の甘さ | (5 / 5.0) | (5 / 5.0) | (4 / 5.0) | (3.5 / 5.0) | (3 / 5.0) | (4.5 / 5.0) |
保温時の味 | (3.5 / 5.0) | (3.5 / 5.0) | (4 / 5.0) | (3.5 / 5.0) | (5 / 5.0) | (3 / 5.0) |
冷凍時の味 | (3.5 / 5.0) | (3 / 5.0) | (3.5 / 5.0) | (4 / 5.0) | (3 / 5.0) | (5 / 5.0) |
価格相場 | 約80,000円 | 約80,000円 | 約90,000円 | 約150,000円 | 約60,000円 | 約75,000円 |
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もちもち感はパナソニックと双璧
好みが分かれると思いますが食感は全メーカーの中でも屈指のもちもち感を味わえます。
全メーカーの中でも特にもちもち感を感じるのがタイガーとパナソニックです。
逆に三菱炊飯器は高級機種の中で唯一圧力を搭載していないIHモデルとなっています。
粒立ちを感じられるしゃっきりめに炊く事ができるのでタイガーの真逆の機種とも言えます。
僕はどちらかに振り切った炊飯器が美味しいと感じましたが、どちらの柔らかさが良いかわからない方は間のぷりっとした食感の中から選んでも良いかもしれません。
ちなみに電太郎は元々三菱の上位モデル(本炭釜)を使っていましたが、めちゃくちゃ美味しかったです。
今回も三菱を買いたいとは思っていましたが、家族からの「もちもち!」という声が多く今回はタイガーをチョイスしました。
お米の硬さは多少炊き分けができるからどちらかに振り切っておくのがオススメだよ!
本体の設定や水の量で調整してね!
保温や冷凍はあまり得意ではない
タイガー炊飯器は保温や冷凍にはあまり向いていません。
高火力で炊きあげて、おねばが大量に流れ出てくる為、時間の経過とともに味は落ちていきます。
他メーカーが搭載しているスチーム保温等も搭載していないので保温にも不向きです。
昔の機種と比べると保温性能は格段に上がっているので全く保温できないレベルではありませんが、信用しきって放置する事だけは避けるのが賢明です。
美味しく保存する方法としては炊いた後、なるべく早急に冷凍してしまう事です。
最近の冷蔵庫には急速冷凍が付いている機種が多いので、美味しい炊きたてごはんのうちに冷凍してしまいましょう。
アツアツご飯の冷凍には三菱冷蔵庫がオススメだよ!
ガス炊飯器に匹敵! 甘さはタイガー、象印のツートップか
上記で説明した通りタイガー炊飯器の火力はトップクラスです。おねばも多く甘いご飯を炊く事ができます。
※おねば:でんぷんを加熱した際にでてくる液体。加熱するほど甘くなる。
永遠のライバルである象印も同じく高火力仕様なので甘さはバッチリです。
火力が高いと言えばガス炊飯器を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、電気炊飯器なのにガス炊飯器と同レベルの甘みが出せるのがこの2機種になります。
強いて言えばタイガーのもちもち感はガス炊飯器には出せません。唯一無二の炊飯器はタイガー!と言っても過言ではないでしょう。
オール電化のご家庭にも美味しいご飯を届けます!
タイガー土鍋圧力IH炊飯器「土鍋ご泡火炊き」とは?
機種 | JPL-S100 | JPH-S100 | JPJ-G060 |
容量 | 5.5合 | 5.5合 | 3.5合 |
カラーバリエーション | 白・黒 | 黒 | 黒 |
加熱方式 | 土鍋圧力IH + 多段階圧力機構 +連続ノンストップ加熱 | 土鍋圧力IH | 土鍋圧力IH + 可変W圧力IH |
食感炊き分け | 5段階 | 3段階 | 3段階 |
操作方法 | タッチパネル +物理ボタン | ビニール物理ボタン | ビニール物理ボタン |
少量炊きモード | 1合炊き | 少量旨火炊き | 小サイズ土鍋 |
内蓋のお手入れ | マグネット式内蓋のみ (食洗器対応) | 内蓋 +スチームキャップ | 内蓋 +スチームキャップ |
内釜保証 (割れも保証) | 5年 | 3年 | 3年 |
価格相場 | 約80,000円 | 約70,000円 | 約60,000円 |
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土鍋圧力IH炊飯器は上記3機種のラインナップで発売されています。
土鍋圧力IHラインナップ
- 最上位モデルのJPL-S100
- 少し安価に土鍋が楽しめるJPH-S100
- 少人数でも土鍋が楽しめるJPJ-G060
極上の最上位機種 JPL-S100
最上位モデルであるJPL-S100は全てにおいて完璧と言える仕上がりになっています。
土鍋圧力によるもちもちで甘いご飯を炊く事が出来るのはもちろんのこと。
使用される方の手間まで考えられた、ベストパフォーマンス機です。
土鍋と圧力で圧倒的美味しさ
他メーカーとの比較でも示した通り、炊き立ての美味しさは業界1,2を争う美味しさです。
高火力+可変圧力でもちもちで甘いご飯を炊く事が出来ます。
特に驚くべき特徴は「白米なのにおこげが作れる」点でしょう。高火力ならではの芸当ができるようになります。
おこげを作りたい時は「火かげん」、もちもち感を増やしたい時は「炊き分け」を設定すれば9通りのごはんを炊く事が出来るようになります。
ただ美味しいだけじゃない!使用者の事を考えた親切設計
従来の炊飯器では「ちょっと使いづらい!」「もっと手入れを楽にしたい!」等かゆいところに手が届かない事が多々あると思います。
JPL-S100はそういった点を大幅に改善しており、万人に使いやすいと思われる製品になっています。
- スチームキャップ不要設計
- 調圧ボールなし・マグネット内蓋
- タッチパネルディスプレイ搭載
スチームキャップとは炊飯器上にある蒸気を溜める蓋の事です。
内釜、内蓋、スチームキャップ。この3点が炊飯器のお手入れする場所になります。
ですがこのスチームキャップ、形がデコボコしていたり無駄に大きかったりで洗いにくいのなんの。そんな洗いにくい部品は取っ払ってしまったのがこの機種になります。
キャップだけではなく内蓋にも工夫が見られます。通常の圧力IH炊飯器には内蓋の上に調圧ボールと呼ばれる球が入っています。
ですが当機種には調圧ボールも付いていないのです。
調圧ボールがないのにどうやって圧力をかけてるの?
パナソニックが最初に使い始めた方法ですがボールレスのスイッチで圧力がかけられるようになっています。洗浄が段違いで楽になるのでオススメ機能の一つとなっています。
タッチパネルディスプレイも使いやすさ向上の一手となっています。たくさんある物理ボタンの中からメニューを探すのは思いの外大変です。
実際に使いにくいメニューが原因で、電子レンジや炊飯器のメニューを使う方は少ないようです。
物理ボタンは何から押せば良いかわからないけど
タッチパネルなら使いたいモードを触るだけだよ!
また炊飯器を使用する際は米研ぎなどで手が濡れる事が多いので、水で劣化しやすい物理ボタンは避けたい所です。
故障面、使いやすさ、どちらをとってもタッチパネルに軍配が上がります。
土鍋割れは怖くない!脅威の5年「割れ」保証
土鍋って丈夫なのかしら?
お米を研いだり、釜を洗う時に割れちゃったらどうしよう?
実際に使ってみると本物の土鍋なので、割れないかどうか心配になってきます。
ですがここでもタイガーの優秀な点が光ります。
なんと内釜の5年保証は、割れた場合でも対応してくれる神保証となっています。
一つ下のJPH-S100だと3年保証になってしまいますが割れ保証は健在です。3年も使えば土鍋の扱いにも慣れてくるので割ってしまう心配も少なくなってくるでしょう。
迷ったらこれを買うべき!コスパの良いベスト商品 JPH-S100
機能てんこ盛りのJPL-S100でしたがやはり金額がネックとなってしまう方は少なくありません。
では1つ下のランクはどうなのか?結論は全然アリです。
JPL-S100との大まかな違い
- 甘みが若干落ちる(人によってはわからないレベル)
- カラーバリエーションは黒のみ
- 内蓋、スチームキャップは通常品相当
- ボタンは物理ボタン
- 内釜保証は5年→3年
使い勝手は少し悪くなりますが味覚面での劣化はほとんどありません。
高級炊飯器の味がミドルクラスの価格で食べられると考えるとコスパはかなり高いと言えます。
大きさが気になっている方にもオススメ
確かに性能の良いJPL-S100ですが、実はサイズが結構大きいです。
比較すると以下のようになります。
機種 | JPL-S100 | JPH-S100 | JPJ-G060 |
幅(cm) | 29.0 | 26.1 | 23.7 |
奥行(cm) | 35.1 | 32.5 | 27.8 |
高さ(cm) | 22.0 | 22.0 | 22.9 |
容量 | 5.5合 | 5.5合 | 3.5合 |
同じ5.5合であるにも関わらず幅が約3cm、奥行きが約2.5cm変わってきます。
電太郎も家の食器棚の上に置いた際に、思った以上に大きかったので少し焦りました。
隣の家電を少し寄せれば置く事は出来ましたが、元の置くスペースが狭い方は注意が必要でしょう。
隠れた名機!小型土鍋の本領とは JPJ-G060
3.5合でも土鍋モデルは発売されています。
2人暮らしの夫婦家庭の方にはぜひともオススメしたい商品です。ご年配の両親へのプレゼントとして送ってあげるのも喜ばれるかもしれません。
実は3合炊き炊飯器をオススメするべきポイントは結構あります。
あまり深く読みすぎると大人数いる家庭の方でも3合炊き炊飯器が欲しくなるので要注意です。
釜が小さい分、お米の美味しさが均一になりやすい
3.5合の土鍋なので上記2機種と比べると少し小さめの釜となっています。
その分、釜の側面から中心までの距離が短くなっているので全体のムラが比較的少ない状態で炊き上げる事が出来ます。
ムラが出てしまうとせっかく美味しい炊飯器でも美味しい部分とそうでない部分とで分かれてしまいます。
3合炊き炊飯器はそんなムラを減らしてお米の味を最大限に引き出してくれる隠れた名機が多いジャンルなのです。
3合炊きの特徴!実は2合炊きがめちゃくちゃ得意
さらに3合炊きで美味しいご飯を食べたいという方はあえて2合でお米を炊いてみましょう。
3合炊き炊飯器は自動で炊飯を始めるとまず2合でご飯が炊けるように加熱を始めます。
その後の内部の温度上昇を見て「少ないから1合かな?」「なかなか沸騰しないから3合入っているな!」と炊飯器が判断してお米を炊き分けてくれるのです。
つまり2合で炊いておくと最初から最後までベストな状態でご飯を炊く事が出来ます。
炊きムラが少ない高級炊飯器の更に一番美味しい状態のごはんを炊く。これはよだれが止まりません。
タイガー高級炊飯器レビュー 長所・短所
では実際に電太郎が使ってみた感想と長所・短所をご紹介したいと思います。
まず、長所短所は次の通りです。
- もちもち感は全メーカートップクラス。ガス炊飯器では出せない食感。
- 甘さも全メーカートップクラス
- しゃっきりめの炊き分けも意外と上手
元々使っていたのは三菱の本炭釜!
しゃっきり炊くのが上手な機種と比べてみたよ!
タイガー最上位炊飯器の長所
やっぱりもちもち感、甘みはは圧倒的でした。
しゃもじを通してみるともちっとした食感が伝わってきます。
混ぜてみると、甘さの証拠であるおねばもたっぷり出ていました。
混ぜると側面におねばの乾いた部分がたくさん出てくるよ!
元々持っていたのが三菱の本炭釜(しゃっきりめが得意な炊飯器)だったので試しにタイガーでしゃっきりめも炊いてみましたが、驚く事にかなり近いレベルの硬さのご飯も炊く事が出来ました。
水の量でも硬さは調整する事が出来るので、しゃっきりめが好きな方は三菱に近い味も出せるかもしれません。
タイガー最上位炊飯器の短所
- 土鍋釜が少し重い
- 本体サイズが大きい
- 付属のしゃもじは使いにくい
実際に使ってみると従来の内釜と比べても少し重たかったです。
一時期流行った南部鉄器のお釜と比べたら可愛いものですが、現行の炊飯器の中では重たい部類に入るでしょう。
また、本体サイズはかなり大きく感じます。
現在の炊飯器でサイズが厳しいと感じている方は1つランクを下げてみると良いでしょう。
付属のしゃもじは使いにくいので買い替えて別のしゃもじを使うのがオススメです。
ちなみに右のしゃもじは下手な炊飯器を買うよりしゃもじを買い替えた方が良いかもしれないくらい良商品です。
持ちやすくて、寝かせて置いても下に付かないのがおすすめポイント。しゃもじ先端も薄くなっているのでお米を潰さずにふわっとつぐことができます。
まとめ
機種 | タイガー | 象印 | パナソニック | 東芝 | 日立 | 三菱 |
食感 | もちもち食感 | ぷりっとした食感 | もちもち食感 | ぷりっとした食感 | ぷりっとした食感 | しゃっきりめな食感 |
米の甘さ | (5 / 5.0) | (5 / 5.0) | (4 / 5.0) | (3.5 / 5.0) | (3 / 5.0) | (4.5 / 5.0) |
保温時の味 | (3.5 / 5.0) | (3.5 / 5.0) | (4 / 5.0) | (3.5 / 5.0) | (5 / 5.0) | (3 / 5.0) |
冷凍時の味 | (3.5 / 5.0) | (3 / 5.0) | (3.5 / 5.0) | (4 / 5.0) | (3 / 5.0) | (5 / 5.0) |
価格相場 | 約80,000円 | 約80,000円 | 約90,000円 | 約150,000円 | 約60,000円 | 約75,000円 |
楽天 | 価格情報を 見る | 価格情報を 見る | 価格情報を 見る | 価格情報を 見る | 価格情報を 見る | 価格情報を 見る |
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結論:短所をしっかり理解してもらった上で納得できるなら買うべき!
味、使いやすさ共に抜群に良い商品でした。
重さや価格などの短所を許容できる方には是非ともオススメしたい一品となっています。
その他タイガー炊飯器が気になっている方は下記も参考にしてみてください。
皆さんがより良い家電と出会えますように
それでは