タイガー魔法瓶100周年の歴史!炊飯器といえばやっぱりタイガー!

タイガー100年の歴史

こんにちは!家電太郎(@ie-dentaro)です!

家電量販店を2社(計8年)渡り歩いてきた元家電量販店員の白物家電ブロガーです。

皆さん楽しく家電選びできていますか?

A子さん

炊飯器もメーカーがたくさんあって迷っちゃうね。
よく聞く象印かタイガーあたりがやっぱり鉄板なのかしら?

電太郎くん

魔法瓶メーカーなだけあってこの2メーカーは間違いないね!
今回はその中でもタイガーについて詳しく説明していくよ!

今や炊飯器といえば「魔法瓶メーカーからしか選ばない!」という声まで上がるほどの人気を得たタイガーと象印

対する家電メーカーも負けじと高性能な炊飯器を発売していますが、果たしてどちらのメーカーが良いのでしょうか?

今回は数あるメーカーの中でもタイガーに焦点を当てた記事となります。

タイガーの炊飯器は本当に美味しいのか?タイガーとはそもそもどんな会社なのか?詳しく深掘りしていきたいと思います。

この記事はこんな方にオススメ

  • タイガー製品が好き。もっとタイガーについて知りたい。
  • 炊飯器は魔法瓶メーカーの物が良いと聞いたけど本当なのか知りたい。
  • ライバルメーカー、象印との違いが知りたい
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目次

タイガーはなぜ非上場?上場している象印の方がすごいの?

タイガーは炊飯器大手メーカーの中でも唯一非上場を貫いています。

A子さん

非上場企業って大丈夫なのかな?

結論から言うと全く問題がありません。

会社の規模を見る時に資本金を目安にする方は多いかもしれません。

ライバル企業で上場企業の象印と資本金で比べるとかなりの差があるように見えます。(タイガー8000万に対して、象印40億なので約50倍)

ですが資本金とは元手となるお金なので、これだけで会社の価値が決まるわけではありません。

実際に売上の差で見てみるとそこまでの差はなく、むしろタイガーが頑張っていることがわかると思います。

非上場企業のメリット

更に、物作り企業を非上場にするメリットとして「株主にとやかく言われない」という点はとても大きいです。

株主

そんな商品、売れないんじゃないの?
その部署、人減らしたら?

なんて言われる事もなく、職人による独自路線で物作りが出来る点は大きなメリットです。

「サントリー」や「ヨドバシカメラ」等、非上場企業として成功している企業は結構多いです。

では、実際に物作りに力を入れてきたタイガーが信頼に足る会社なのか、タイガー100年の歴史を少し覗いてみる事にしてみましょう。

タイガーの歴史 創立100周年の積み重ね

1923年、大阪で創業

始まりは1923年、菊池武範さんという方の手によってこの会社は創業されました。

菊池武範さんは1910年、伊藤喜商店が輸入した「テルモスびん」と呼ばれる魔法瓶と出会い、その後イーグル魔法瓶での勤務を経て1918年には内職として魔法瓶の製造、販売を始めました。

電太郎くん

今で言う副業のようなことをこの時代からしてたって事だね!
時代を先駆けてる人はすごい!

その後、様々なノウハウを身につけた菊池武範さんはとうとう会社を起こすことになります。

当時の名前は「虎印魔法瓶 製造卸 菊池製作所

A子さん

んー!象印っぽい!笑

虎印と名付けた由来として

  • 菊池武範さんの父親が寅年生まれだった。
  • 当時壊れやすいイメージの魔法瓶に強くて壊れにくいイメージを付けたかった。

という理由から付けられたそうですが、その名の通り創業後まもなく起こってしまった大災害でその実力を証明する事になったのです。

菊池製作所が東京で取引を始めて間もない頃に、当時史上最大規模の地震「関東大震災」が起こってしまったのです。

マグニチュードM7.9 全壊全焼住家29万棟と凄まじい爪痕を残した関東大震災。家屋だけでなく様々な家財や商品も破損し、商店に保管されていた多くの魔法瓶も大部分は壊れてしまいました。

ところが虎印魔法瓶が納品した100本の魔法瓶だけは全て無傷で残っていたとのこと。

虎の威を借るだけにとどまらず、実際に虎としての実力も見せつける事により業界では虎印魔法瓶が話題に。3年後には東京市場の約85%を占める結果となりました。

1953年、虎印からタイガーへ

戦後の1952年(昭和27年)、敗戦国だった日本も少しずつ復興していき、サンフランシスコ条約が発効されました。

生まれ変わっていく日本国の中で、翌年には虎印もタイガーとして生まれ変わる事になります。

魔法瓶以外の製品も増えていき、1964年には当時開通した東海道新幹線の車内ビュッフェにタイガーのステンレスジャーが採用されることになりました。

ステンレスジャーとは?

炊いたご飯を長時間温かいままで保温しておく釜。ご飯を炊く機能は付いていない。

当時最先端の話題だった新幹線事業に関わる事が出来たタイガーはより発展していく事になり、6年後の1970年にはとうとうタイガー炊飯ジャー「炊きたて」の第1号が発売されることになります。

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タイガー炊飯器の歴史 100周年はここから始まった

メーカータイガー象印パナソニック東芝三菱電機
会社創業年1923年1918年1918年1939年1921年
炊飯器販売開始1970年1970年1956年1955年1972年

はじまりは炊飯と保温が同時にできる「炊飯ジャー」

パナソニック(松下電気)や東芝と比べると少し遅れて始まった炊飯器の販売。

これには理由があり、東芝が日本で初めて発売した炊飯器は炊飯専用の電気釜だったのです。

つまり炊き上がったら別の保温ジャーに移し替える手間が必要だったのですが、タイガーが参入時に発売したのは炊飯ジャー。

自動でご飯が炊けて移し替える手間も要らない。まさに魔法の道具だったのです。

土鍋モデルの発売

時代は進み、各社熱源をIHに変えて火力アップや炊きムラの減少に取り組み、美味しいご飯が炊ける時代がどんどん近づいてきました。

各社独自の釜で勝負をする中、タイガーは土鍋に着目し、2006年には土鍋IHを発売する事になります。

本物の土鍋を使った炊飯器はまさに圧巻の一言。現在のタイガー土鍋炊飯器の礎はここから始まっていきます。

もちもちで甘いご飯

土鍋とIHのコラボレーションにより高火力で甘いご飯を炊けるようになったタイガー。更に力を付けるべく独自路線だけでなく他社で採用されている機能もしっかり取り入れていきます。それが圧力ボール搭載の土鍋圧力IHです。

新搭載の圧力はお米をもちもちにするだけではなく、気圧を上げて釜内部を更に高温にすることが出来ます。超火力により極上の甘みともちもち感を味わうことが出来る機種に仕上がりました。

タイガー初の圧力IH炊飯器 JKPシリーズ

ここから精査を重ねてより高火力に、より使い勝手をよくしていき、今のご泡火炊きの前身として発売されたのがマツコデラックスのCMでお馴染みのタイガーグランエックスです。

電太郎の販売員時代に発売され、高級炊飯器戦国時代真っ只中で他メーカーとは一線を画しており10万円を超える機種にも関わらず、週末なら1日に何台も売れていく異様な光景を目の当たりにしたのは記憶に新しいです。

モーションセンサー搭載の新時代高級炊飯器グランエックス

炊飯器担当だった僕も実際に店頭で炊き比べをしていましたがタイガーで炊いたご飯の減り方が他社と比べて圧倒的に早く、もちもちのタイガーに対してしゃっきりとした三菱が良い比較となり、僕がいたお店ではタイガーと三菱の2強状態がしばらく続いていました。

僕自身、前回は三菱炊飯器を使用していたので今回はグランエックスの美味しさを思い出しつつ、タイガーの最上位モデルを実際に買ってみることにしました。

それが次項で紹介するJPL-S100。土鍋ご泡火炊きです。

タイガー100周年記念モデルとは

タイガー100周年記念として会社を上げて様々なキャンペーンを行っていますが、中でも限定品である100周年記念モデルは力の入れ方が違います。

土鍋ご泡火炊き 最新モデル

タイガー 最上位炊飯器 JPL-S100

100周年記念モデルとして土鍋圧力IH炊飯器の最上位モデルが2023年夏に新発売する予定です。

とにかく美味しいもちもちで甘い最上級のご飯が食べたい。そんな方に大手を振ってお勧めしたいのが当機種の特徴です。今年も何かしらパワーアップして登場してくる事が期待されます。

そして、発売に伴い現行モデルのJPL-S100もオススメになってきます。

理由として下記が挙げられます。

  • 旧モデルになるので価格が下がってくる
  • 十二分に美味しい高級炊飯器

萬古焼土鍋で高火力が出せる点も、可変圧力でもちもち感を出せる点も、お手入れが簡単で手間がかからない点も、この機種で解決できてしまいます。

コスパが良くなるこれからの時期、更にオススメとなってきますので是非検討してみてください。

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昭和レトロ柄シリーズ復刻

ネットオリジナルモデルとして発表されたのが昭和レトロ柄シリーズです。

再び注目され始めたレトロ柄。昭和を駆け抜けたご年配の方から、珍しい物好きのマニアまで様々な方に支持をされている商品です。

カラー展開はそれぞれ「ポピー」と「オレンジストライプ」の2色展開となっています。特にポピーは可愛らしい柄なので好んで使う女性の方もいらっしゃるようです。

ラインナップとしては下記の通り

  • 炊飯ジャー
  • ホットプレート
  • 電気ケトル
  • 電気ポット
  • 真空断熱ポット
  • 真空断熱ボトル

機能は最新モデルと同等で、柄だけレトロ柄になっているので使い勝手が悪いということはありません。
※炊飯ジャーは旧モデルを再現されている為除きます。

タイガー100周年の歴史 まとめ

以上がタイガー100年の歴史を簡潔にまとめた内容です。

各メーカー様々な歴史はあると思いますが、電太郎が特に好きなメーカーである内の一つであるタイガーの紹介をさせて頂きました。

電太郎個人の偏見が存分に入った記事ですので、正しく歴史を知りたい方は下記を読まれる事をオススメします。

参考文献

  • タイガー公式HP
  • 各メーカー公式HP
  • Wikipedia

駄文ですが、炊飯器はタイガーから選んでOKという事実は伝わったのではないかと思います。

実際にタイガーの炊飯器で悩まれている方は下記記事もオススメです。

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皆さんがより良い家電と出会えますように。

それでは。

タイガー100年の歴史

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