こんにちは!家電太郎(@ie-dentaro)です!
家電量販店を2社(計8年)渡り歩いてきた元家電量販店員の白物家電ブロガーです。
皆さん楽しく家電選びできていますか?
炊飯器と言えばやっぱりタイガーか象印よね。
どっちを買おうか迷っちゃうな。
確かに、炊飯器を選ぶ上で永遠のテーマだよね。
今日はタイガーと象印、どっちが優秀なのかを解説していくよ!
2大炊飯器メーカーと言えばタイガー・象印の2社が思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。
どちらも天下の台所・大阪に本拠地を置き、魔法瓶が日本に輸入され始めた大正時代から約100年以上に渡ってものづくりを続けている老舗です。
どちらも美味しいご飯が炊ける炊飯器メーカーという事は間違いないのですがどちらを選ぶかと聞かれると迷う方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では「美味しさ」「使いやすさ」「おしゃれさ」の3点を基準にどちらが優れているかを比べていきたいと思います。
結論!美味しさ・使いやすさ・おしゃれさを兼ね備えた最強機種はこれ↓↓
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結論。タイガーと象印はどっちの炊飯器が美味しい?
お米の美味しさを追求するならタイガー
美味しさの真骨頂を求めるなら間違いなくタイガーです。特に最上位の土鍋モデルは他社では出せないレベルの美味しさを引き出せます。
一つ目の理由として僕自身が実際に食べ比べて1番美味しいと感じ、購入にまで至りました。親や友人を家に招いても美味しいと評判の一品です。
また、以前僕が量販店で働いていた時にお客さんに高級炊飯器の食べ比べをしてもらった事があります。
実際に美味しかったご飯にシールを貼ってもらった結果、タイガーに一番多くの票が集まりました。(ちなみに2番手は三菱。)
ではなぜ象印がタイガーと張り合うくらいに有名なのか?
答えはミドルクラスの炊飯器は象印が優秀だからです。
ミドルクラスが優秀な象印
タイガーと張り合うどころか、実は炊飯器のトップシェアは象印が握っています。
一般的には50,000円以下の炊飯器をミドルクラスと位置付けていますが、象印はこの価格帯の炊飯器のコスパがめちゃくちゃ良いです。
実際に価格.comの売れ筋ランキングを見ると象印のミドルクラスの人気ぶりがわかります。
価格.com炊飯器売れ筋ランキングと最安値(2023年12月時点)
- 1位 象印 NW-PV10 約57,000円
- 2位 象印 NW-YA10 約32,000円
- 3位 タイガー JRX-T100 約80,000円
- 4位 象印 NW-FB10 約93,000円
- 5位 タイガー JPI-X100 約38,000円
- 6位 パナソニック SR-M10A 約34,000円
- 7位 象印 NW-VC10 約15,000円
- 8位 象印 NW-JZ10 約43,000円
- 9位 象印 NW-VE10 約18,000円
- 10位 タイガー JRX-T060 約75,000円
10位中なんと6機種が象印となっています。価格帯もミドルクラスの炊飯器が選ばれている事が一目でわかると思います。
タイガーの最上位土鍋モデルも3位にランクインしており、4位の象印最上位モデルよりも人気がある事がわかります。
どちらも釜にこだわった火力重視!炊き立ての甘さが売りのメーカー
タイガーも象印もどちらも炊飯器の火力を重視しており、釜内の火力は全メーカーの中でもトップクラスの実力を誇っています。
火力が高いと何が良いの?
お米の中のでんぷんは加熱をする事により甘みを増していきます。
美味しいご飯は甘さと食感に優れたご飯の事を指し、甘さの多い最上級のご飯はおかずなしでも食べられるほど美味しいです。
でんぷんを加熱する事によりねばっこい液体がお米の中から出てきます。これを「おねば」と呼び、甘さの基準とすることも出来ます。
何度も食べ比べた電太郎的には、おねばがしっかり出てくるのが象印、中に甘さが詰まっているのがタイガーといった印象です。
好みが分かれる部分だと思うので、皆さんの好みに合わせて選んでいくと良いでしょう。
また、もう一つの美味しさの判断基準として「食感」があります。
これはメーカー毎にばらつきが出ますが、タイガーと象印に関してはほぼ同等の柔らかさの為、食感で両者を決めるのは非常に難しいです。
両メーカーどちらももっちりとした柔らかめな食感に仕上がっているのも人気の秘訣です。
固めなご飯が好きという方は水の量で多少の調整は効きますが、しゃっきりとして美味しいご飯が食べたい方には圧力をかけずに美味しく炊ける三菱電機の炊飯器をおすすめしたい所です。
タイガーと象印の炊飯器。どっちが使いやすい?
釜が軽くて丈夫なのは象印
炊飯器の使いやすさで重要な点は釜の使い易さと洗い易さです。
内釜の使い易さに関しては軽くて丈夫な象印に軍配が上がります。
タイガーは美味しさを追求するあまり本物の土鍋を使用しているので重量も重く、落としてしまうと割れてしまう可能性もあります。
実際に僕もタイガーの土鍋モデルを使っていますが耐久性はかなり強いです。少々雑に扱っても割れる気配がない程には丈夫に作られていますが、流石に肩の高さからフローリングに落としてしまうと粉々コース一直線でしょう。
実際に使用する際はお米と水が入った状態で運ぶ事が多いと思いますので重さの計算に入れておいた方が良いでしょう。
ちなみに5合のお米と水の量は約1,800g。大きなペットボトル1本分くらいの重さになります。
最上位モデルはどちらも洗いやすい
釜の重さはもちろんのこと、使用後のお手入れのしやすさも大事なポイントです。
炊飯後に必ず洗わないといけない部品は内釜、内蓋、蒸気口セットとなかなか多く、炊飯器によってはさらに増えます。
特に洗いにくいのが内蓋です。圧力搭載モデルだと圧力ボールが付いているので洗いにくさを感じた人もいるのではないでしょうか。
最上位モデルのみの仕様にはなってしまいますが、タイガーと象印の炊飯器にはボールレス機能が付いた内蓋が搭載されています。
蒸気口セットもないので、内釜と洗いやすい内蓋をさらりと洗うだけ。洗いやすさはピカイチです。
おしゃれなのはどっち?タイガーVS象印
圧倒的な高級感!美麗なタイガー100周年モデル
見た目の重厚感、美麗さを求めるならやはりタイガーJRX-T100。人を惹きつけるものがあります。
黒で高級感増し増しにするのも良し、白で上品さを残すのも良し。
どのご家庭でも映えの一品になる事間違いなしです。
価格を抑えるなら象印STAN.
一人暮らしだからあまり高くない炊飯器を買いたいんだよね。
でも見た目がオシャレで美味しいご飯が炊けないとイヤ。
なるべく価格を抑えつつオシャレな炊飯器を購入するなら象印のSTAN.がおすすめです。
キューブ型の形状は見た目だけでなく使い勝手の良さにも繋がっています。フラット形状なので汚れも拭き取りやすくお手入れも楽ちん。
カラーもただ白黒で染め上げているわけではなく、下部がブラウンのツートンカラーになっており、オシャレさを引き立てています。
同じ形の機種なのに黒はシックにカッコ良く、白は可愛くおしゃれな複数の顔を持つ炊飯器に仕上がりました。
タイガー、象印だけじゃない?その他のおすすめ炊飯器メーカー
ここまで魔法瓶メーカーであるタイガーと象印を中心に紹介してきましたが、もちろん他メーカーにも美味しい炊飯器はあります。
象印、タイガーをチョイスしなかった場合の電太郎のおすすめはズバリ、パナソニックと三菱です。
魔法瓶メーカーを以前購入して満足できなかった、食感が好みじゃなかったという方もいると思いますのでこの2メーカーについても簡潔に紹介しておきます。
もちもちで柔らかい食感が好きならパナソニックもアリ
柔らかさを重視するならパナソニックの炊飯器がおすすめです。
旧サンヨーの人気機種「おどり炊き」を引き継いだ名機として名を馳せています。可変圧力と熱対流を使用する事でムラなく高火力でご飯を炊けるのでお米がもちもちに。
おすすめ機種はWシリーズとMシリーズの2機種。
熱対流もしっかり起こせるWシリーズならもっちりとした美味しいご飯を食べる事ができます。ミドルクラスであるMシリーズもコスパが優秀です。
セール状況によってお買い得なモデルを購入するのも良いでしょう。
しゃっきり食感がたまらない三菱の本炭釜
少し固めなしゃっきり感を味わいたい方は三菱電機の炊飯器がおすすめです。
電太郎も実はしゃっきり派なので前回まで三菱の本炭釜を使っていました。粒立ちがしっかりしていてお米を食べてるなぁと実感できるのはこの機種の醍醐味です。
おすすめはコスパ良く本炭釜を購入できるVWシリーズと、手頃な価格で三菱の実力を味わえるVVシリーズの2機種です。
特に象印やタイガーで満足できなかったという方は、ぜひ一度三菱の炊飯器を試して頂きたいです。
魔法瓶メーカーに近い味が出せるのがパナソニック、逆張りしてしゃっきり食感を楽しめるのが三菱というとわかりやすいでしょうか。
炊飯器といえば魔法瓶メーカー。という常識をいい意味で覆してくれる良機種がたくさん揃っています。
迷ったらこれ!元販売員が選ぶおすすめタイガー・象印炊飯器
高級炊飯器ならタイガー JRX-T100
とにかく美味しさを重視したいのよね。
使いやすくて極上のご飯が炊けるなら価格は気にしないわ。
なんだかんだで最強の炊飯器は?と聞かれると答えはタイガーのJRX-T100です。
味は言わずもがな、本物の土鍋を使い高火力で炊き上げるので「甘み」「粒立ち」「もっちり感」すべてが高水準にまとまっています。
また、好みの食感と焼き目の濃さは3段階で炊き分ける事ができます。食感は他社でも変えられる機種はありますが、焼き目を変えておこげを作れるのはタイガーならではの機能です。
10年以上使ってる我が家の炊飯器は勝手におこげができてるよ?
昔の方が優秀だったのかな?
古い炊飯器になると釜の劣化や温度制御がうまくできなくなってくるのでおこげが勝手にできる事があります。
意図的に作っているものではないので美味しいおこげができるとは限りません。劣化が進むとカチカチのおこげになってしまい食べれるレベルではなくなってしまいます。
これとは違い、タイガーのおこげ機能は美味しく食べる為の機能です。うっすらパリっとした食感に仕上がるので今までおこげは好きじゃなかったという方も美味しく食べられる絶品機能です。
ミドルクラスなら象印 NW-JZ10
流石に高級機は買えないかなぁ。
せめて50,000円以下の炊飯器から美味しいものを選びたい!
ミドルクラスの炊飯器を選ぶならトップシェアの象印の出番です。
この機種を選んだ理由は、約10万円クラスの上位モデルでも採用されている「豪炎かまど釜」を使用しているからです。それにも関わらず低価格に抑えたミドルクラスモデルなのでコスパがとにかく鬼。
釜厚も全く同じ2.2mm。ミドルクラス炊飯器でここまでのスペックの釜を出せるのは業界トップの象印ならでは。
象印の優秀な点は幅広い炊き分け機能にもあります。
タイガーだと3種類の食感から選択ができますが、象印は81種類の中からお好みの食感を探せます。
毎回炊き上げた後に感想を聞かれるので答えていくと日に日に好きな食感のご飯に変貌していくでしょう。
一人暮らしに最適な低価格のマイコン NL-BX05
一人暮らし用炊飯器でもコスパの象印が輝きます。
3合炊きのマイコン炊飯器を実際に物色し始めると感じると思いますが、各メーカー似たような見た目、薄っぺらい釜と同じような機種ばかりで選択に困ると思います。
この機種はマイコンであるにも関わらず釜厚は分厚い5mm。他社ではありえない程の極厚釜です。
マイコン炊飯器はその特性上、IHのように全方位から高温で炊いたり細かい制御が出来ない機種なので、純粋に釜の素材と厚さで美味しさが変わる炊飯器です。
一人暮らしを始めてみると意外にも1人は寂しいものです。スーパーのお惣菜を買ってくる毎日が続いても、帰ったら美味しいご飯だけは食べられると思ったら毎日頑張れるかもしれません。
その他おすすめ機種がまだまだ見たい方は下記記事も参考にしてみてください。
炊飯器はタイガーと象印どっちが良いか まとめ
以上がタイガーと象印、炊飯器はどちらが良いかについての解説でした。
要点をまとめると下記の通りです。
炊飯器選びのポイント
- 程良い価格帯の炊飯器が欲しい人は象印。
- 至高の一品が欲しい人はタイガー。
- やわらかめのご飯が好きな人はパナソニックも選択肢に。
- しゃっきりめのご飯が好きな人は三菱も選択肢に。
上記4択の中から炊飯器を選べば大きく失敗することはありません。これは全メーカーの炊飯器で炊いたご飯を食べた僕が自信を持っておすすめします。
購入商品がある程度決まったら炊飯器はどこでお得に買えるかも視野に入れていきましょう。
皆さんがより良い家電と出会えますように。
それでは。