こんにちは!家電太郎(@ie-dentaro)です!
家電量販店を2社(計8年)渡り歩いてきた元家電量販店員の白物家電ブロガーです。
皆さん楽しく家電選びできていますか?
新機能がたくさんついた洗濯機も良いんだけど、なるべく安い洗濯機が欲しいんだよね。
一人暮らしだと色々物入りだから他にいる物がたくさんあるよね!
今回は一人暮らし用の縦型洗濯機を紹介するよ!
昨今、止まらない価格の高騰が続く中で非常に多くの「安い家電が欲しい!」という声を聞くようになりました。
一人暮らしを始める際に購入する必需家電の中でも特に高価なものが「洗濯機」「冷蔵庫」のツートップでしょう。
(エアコンは既存で部屋に付いていることが多く、TVは買わない人が増えている為)
今回はその中でも格安の洗濯機に焦点を当ててお話をしていきたいと思います。
この記事はこんな方にオススメ
- 一人暮らし用の安価で良い洗濯機を知りたい。
- 一人暮らしだけどドラム式洗濯機が気になっている。
- ペット用や洗い分けの為に2台目の安い洗濯機が欲しい。
結論から知りたい!と言う方の為にオススメのノンインバーター洗濯機を始めにご紹介しておきます。
機種 | シャープ ES-GE6G | 東芝 AW-6GA2 | AQUA AQW-N501 |
容量 | 6kg | 6kg | 5kg |
本体幅 | 520mm | 519mm | 760mm |
(洗浄/脱水) | 運転音42/48db | 37/45db | 45/52db |
定格使用水量 | 80L | 107L | 表記なし |
ココが違う!推し機能 | 穴なし槽 | 比較的低騒音 | 洗濯・脱水同時進行 |
価格相場 | 約55,000円 | 約50,000円 | 約40,000円 |
楽天市場 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
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一人暮らしなら縦型洗濯機から選ぶ
実際に安価な洗濯機を調べ始めると各メーカーの縦型洗濯機が目に入ってくると思います。
安い洗濯機と言うと相場で5~6万円以内くらいの物が目安となってきますが、そのほとんどが縦型洗濯機です。
ではドラム式洗濯機で安い商品があった場合、それは買いなのでしょうか?
低価格のドラム式を買ってはいけない理由
結論から言うといくら安売りしていても低価格のドラム式洗濯機は買うべきではありません。
買うべきでない理由
- 乾燥が付いていない(付いていても性能がガクッと落ちる)
- 皆が思っている程、水道代は安くならない。
- 洗浄力は縦型洗濯機の方が良い。
- 引っ越しが多いとドラム式洗濯機はダメージを受けやすい。
ドラム式洗濯機の一番の特徴は「ふんわり乾燥」させる事が出来る点です。
全自動で洗いから乾燥までを行い、ふかふかな衣類に仕上げてくれるのがドラム式洗濯機の良い所です。
それにも関わらず価格が安いドラム式洗濯機を作っているメーカーは
乾燥機能を外して安くしました!
なんて掲げている事が多いですが、それなら縦型洗濯機で良いのです。
でも水の量が少なくなるから、毎月の水道代が安くなるって聞いたことあるよ?
もちろんドラム式洗濯機は縦型洗濯機より使用水量は少ないです。
ですが皆さんは毎月の水道代にどこまで恩恵があるのか調べた事はありますか?
158L→72Lなので約55%も削減しました!
こんな事を平然と言っているメーカーもあり疑問に思ったので、調べさせてもらいました。
今回は善良メーカーの代表格、シャープさんの洗濯機にて比較してみます。
機種 | シャープ ES-GE7G | シャープ ES-S7H |
形式 | 縦型洗濯機 | ドラム式洗濯機 |
洗濯容量 | 7kg | 7kg |
使用水量 | 88L | 57L |
1回あたりの水道代 | 23.1円 | 14.9円 |
洗浄力 | 撹拌洗い | たたき洗い |
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上記ドラム式洗濯機は乾燥機能が付いているので今回は乾燥を使わない状態、つまり純粋に洗濯モードのみで比較しています。
比較してみるとなんと31Lも水量に差が出ているのがわかります。
優良メーカーの鏡であるシャープ様、なんとこの水量でかかるおおよその水道代まで計算して出してくれています。
その差8.2円。毎日洗濯したとして1ヶ月で毎月約246円の差が出ます!
年間で考えたら2,000~3,000円程度。
うーん、洗濯機代の差を取り返せる程の差ではないね!
格安洗濯機の洗浄力
問題は水道代だけではありません。
洗浄力に関して言えば縦型洗濯機の独壇場です。
なんて言ったって使用する水の量が多いのですから、その分綺麗に洗えるのは自然の摂理です。
わしは水量の多い川派じゃ!
また、ドラム式の選択方式であるたたき洗いにも少しデメリットがあります。
それはタオルのパイルが寝てしまいふわふわ感が損なわれてしまう点です。
それは嘘でしょ!
ドラム式洗濯機を使ったらタオルがふわふわになるってよく聞くよ!
おっしゃる通り、ふわふわタオルを使いたくてドラム式洗濯機を買われる方は少なくありません。
しかし、それはドラム式乾燥機の「乾燥機能」を使ってパイルを起こしているからふわふわになっているのです。
乾燥機能が付いていないドラム式洗濯機はむしろ縦型洗濯機よりもふわふわ感が落ちてしまうのです。
毎月たった246円で洗浄力が高くなり、タオルが気持ち良くなるなら、皆さんはどちらを選ぶでしょうか?
引越し時のドラム式洗濯機
また、一人暮らしをしている方に待ち受けている可能性が高いのが引越しです。
就職、転職、結婚、転勤と引越しに繋がるイベントは意外にも多く待ち受けています。
引越しと洗濯機になんの関係があるの??
一見なんの関係もなさそうな洗濯機と引越しですが、実はドラム式には関係のある問題なんです。
洗濯機を購入すると配達員の方が設置した後に「取扱説明書が入った袋」を貰うことになります。
その袋の中には「給水ホース」や「その他オプション品」が入っています。
パッと見、2度と使いそうにない物しか入っていないように見えるので、ほとんどのご家庭では押入れや屋根裏部屋の奥に放り込まれておしまいです。
ですが、ドラム式洗濯機を購入した場合はこの中に大事な物がひとつ、入っているのです。
それが「固定ボルト」です。
これはドラムの槽を固定する為のボルトなのですが、引越しの時はこのボルトでしっかりと固定しないと槽の軸が歪んでしまったり、引越し先でエラーが出てしまう可能性が高くなります。
えー!なんでそんな事が起こっちゃうの?
一般的な洗濯機は底に軸があるのですが、ドラム式は槽がななめになっているので軸が横に来ています。これがダメージがきやすい原因になっています。
もちろん、通常の使用では問題ない構造になっていますが、搬送時は揺れ等で本来かからない方向に負荷がかかってしまうので故障の原因となってしまうのです。
そんな故障の原因になりえるダメージを抑えるためにあるのが先ほどの固定ボルトです。
搬送時の揺れをしっかり抑えてくれるので大きなダメージを防ぐ事ができます。
中には固定ボルトの取り付けを知らない引越し業者の方もいらっしゃるので引越しの際は注意してください。
見積もり時に「ドラム式洗濯機の搬送はどのようにされますか?」と聞いてみるのもアリでしょう。
安さ重視なら機能を外した「ノンインバーターモデル」から選ぶ
さて、一人暮らしなら縦型洗濯機がオススメという結論に達しましたが、その中でもさらに安いノンインバーターモデルというジャンルが格安洗濯機の括りになります。
インバーターとは自動制御の事を指し、使用水量や運転音を抑えてくれる機能になります。
ノンインバーターという名前の通り、この機能は付いていませんので運転音には特に気を付けて選ぶようにしましょう。
帰ってくるのが遅くて、夜しか洗濯機を回せない人には考えものね。
音が気になる人はインバーターモデルにするか、
防振ゴムを敷いて少しでも振動を抑えるといいよ!
ノンインバーター洗濯機はこんな人にオススメ
では実際にどんな方ならノンインバーター洗濯機を購入しても良いのか?
以下に当てはまる方は購入を検討しても良いでしょう。
- 夜中に洗濯を回す事がない。
- 運転音は気にならない。
- 洗浄力はある程度あれば良い。
つまり違いは音です。他にも容量や洗浄力の違いも少なからずありますが、運転音と比べると些細な問題に見えてきます。
もちろん各社の核となる洗浄機能(泡洗浄やナイアガラ洗浄等)や乾燥機能は付いていないので「頑固な汚れを落としたい!」「乾燥させてタオルをふわふわにしたい!」という方は回れ右で別の洗濯機を探しに行きましょう。
もちろん、万人にオススメできる機種はありませんが探せば中々コスパの良いモデルもあります。
次項では電太郎チョイスのオススメ機種が紹介できればと思います。
おすすめノンインバーター洗濯機3選
機種 | シャープ ES-GE6G | 東芝 AW-6GA2 | AQUA AQW-N501 |
容量 | 6kg | 6kg | 5kg |
本体幅 | 520mm | 519mm | 760mm |
(洗浄/脱水) | 運転音42/48db | 37/45db | 45/52db |
定格使用水量 | 80L | 107L | 表記なし |
ココが違う!推し機能 | 穴なし槽 | 比較的低騒音 | 洗濯・脱水同時進行 |
価格相場 | 約55,000円 | 約50,000円 | 約40,000円 |
楽天市場 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
Amazon | 詳細を見る | 詳細を見る | 類似品を探す |
上記3機種が、おすすめノンインバーター洗濯機となります。
低価格、機能が少ない中でも一際輝いており電太郎がこれから一人暮らしをするならこの中から選択するであろう3機種をピックアップしました。
シャープ ES-GE6G
まずはノンインバーター界の守護神。シャープの洗濯機は外すわけにはいかないでしょう。
他社は低価格になるに連れどんどん機能を外している中、シャープだけは穴なし槽をしっかりと装備しています。
穴なし槽とは:一般的な縦型洗濯機は内側,外側の2層の槽で完成しており、内側の層に小さな穴を複数開けている事により外の層へ脱水する事が可能となっている。シャープの穴なし槽はこの内側の槽の穴を無くした槽の総称である。
穴なし槽のメリットとしては「使用水量を減らす」「外側の層の汚れをシャットアウト」の2点が挙げられます。
インバーターが付いていないにも関わらず約80Lで洗濯する事ができ、上位モデルの洗濯機の課題でもある「外側の槽の汚れ」に関してもクリアしている為、良い意味で価格に見合っていない高コスパ商品です。
デメリットとしては穴が空いていない為、脱水時の回転数が高いので音がより大きく感じられる点とノンインバーターの中では少し高価な点です。
音に関しては気にならない方や、低価格の中でも質を求めたい方にはうってつけの商品です。
東芝 AW-6GA2
2点目には東芝のノンインバーターがランクイン。
1時間ごとのタイマーや各種洗濯コース、スタイリッシュなデザインの洗濯機としてまとまっており価格も国内メーカーの中では比較的安価です。
また、ノンインバーターの中では音も比較的静かなので、価格的にはノンインバーターにしたいけどどうしても音が気になるという方はこの機種に+防振ゴムの組み合わせをするのも手でしょう。
AQUA AQW-N501
まさかの二層式洗濯機登場。誰がこんな結果を望んでいたでしょうか。
いやしかし二槽式洗濯機を侮ってはいけません。
- 圧倒的低価格
- 洗濯と脱水を同時進行する事で大量洗いが可能
- 粉石鹸が使える
- 奥行きが薄い
これだけのメリットがあるとご存じでしょうか?
価格が安いのはもちろんの事、安いにもかかわらず大容量の洗濯を行う事が出来ます。
縦型洗濯機は定格容量以内の衣類を入れて回さないといけませんが、二槽式洗濯機なら洗濯と脱水を同時に動かすことができます。
完全に半分の時間にはなりませんが縦型で2回回すことを考えたらかなりの時短になります。
他にも粉石鹸が溶けやすい点や、奥行が細いので狭い通路に置く際に邪魔にならない等細かいメリットがあります。
もちろんデメリットはめんどくさい事。全自動に慣れている方からしたら二層式洗濯機の二度手間は億劫かもしれません。
まとめ
機種 | シャープ ES-GE6G | 東芝 AW-6GA2 | AQUA AQW-N501 |
容量 | 6kg | 6kg | 5kg |
本体幅 | 520mm | 519mm | 760mm |
(洗浄/脱水) | 運転音42/48db | 37/45db | 45/52db |
定格使用水量 | 80L | 107L | 表記なし |
ココが違う!推し機能 | 穴なし槽 | 比較的低騒音 | 洗濯・脱水同時進行 |
価格相場 | 約55,000円 | 約50,000円 | 約40,000円 |
リアルタイム価格情報 | 楽天で詳細を見る | 楽天で詳細を見る | 楽天で詳細を見る |
以上がノンインバーター洗濯機おすすめ3選でした。
やっぱり少し価格が高くてもインバーター付きがいいな!
と思われた方はインバーター洗濯機のおすすめ記事も読んでみてください。
洗濯機は種類が多い分、商品選択が難しいですが自分の生活スタイルにあった物を選べるように心がけてみましょう。
皆さんがより良い家電と出会えますように。
それでは