診断方法・計算根拠

計算方法と参照元

Rev2.8.6では、外皮・計画換気・漏気・窓の日射・人体・照明/家電を1時間ごとに積み上げています。冷房と暖房は別々に計算し、1991~2020年の時別平年値による標準条件(負荷上位2.5%の境界)と、気象庁で実際に観測された観測史上最高・最低気温による記録気象条件から能力範囲を選びます。

外皮負荷は入力・推定したUA値と対象室の推定外皮面積、室内外温度差から求めます。窓の貫流負荷を別に足さず、窓面積・ガラス種類・窓方角・地域別日射量による日射取得だけを加算するため、UA値との二重計算を避けています。

換気負荷は、一般的な24時間換気を想定した計画換気0.5回/hと、構造・築年数・明示された気密情報から選ぶ暫定的な漏気回数に分けて計算します。断熱等級から気密性能を推定しません。暫定値は設定ファイルへ集約し、根拠値の確定後に差し替えられる構造です。

暖房最大負荷は「在室・使用あり」と「不在・使用なし」を別々に計算します。能力選定には、人体・家電・調理の内部発熱を控除しない「不在・使用なし」のピーク負荷を使用し、在室時の値は参考として併記します。

外気温は、選択した市区町村に最寄りの観測所について、気象庁1991~2020年平年値の暦日別・1~24時別気温を使用します。収録のない地点は地域代表8760時間値へフォールバックします。時別湿度がない地点の湿度と、方位別日射は地域代表値で補い、結果画面へ要素別のデータ元を表示します。観測所名、標高、距離から温度を推測・補正しません。

記録気象条件は気象庁の観測史上最高・最低気温を使用します。記録日時の方位別日射などが取得できない場合は、同月・同時刻の観測所別平年値へフォールバックし、取得元を結果に表示します。記録値がない地点で時別平年値の最大・最小を観測史上記録として代用することはありません。

最後に重ね掛けする独自安全率はなく、安全率は1.00です。

参照元

本ツールは一般利用者向けの簡易診断です。設備設計用の正式な負荷計算や、メーカーによる機種選定を代替するものではありません。